パンフレット・カタログ制作会社に外注する際のポイントとは?
2024.04.19 2019.03.11印刷・デザイン目次
はじめに
商品カタログや販促ツール、企業パンフレットなど、紙媒体のツールを作る際には、専門業者への外注を考えますよね。自社内で作成すればコストを抑えることができますが、プロに依頼することでよりレベルの高いものを手にすることができます。
ここでは、パンフレット・カタログ会社への外注を検討されている方向けに、「外注先にはどんな種類があり、どのようなメリット・デメリットがあるのか」「外注先を選ぶ際のポイントはなにか」について解説します。
後悔しないパンフレット作成を行うために、外注先選びの参考にしてください。
カタログ・パンフレット制作ができる主な企業
カタログやパンフレットを外注しようと考えたときに、依頼先の候補となるのが総合代理店・印刷会社・デザイン会社・発送代行会社です(個人のフリーランスに依頼する方法もありますが、ここでは「企業への依頼」に焦点を当てて解説します)。
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
総合広告代理店
紙媒体のデザインに限らず、あらゆる広告戦略を考えてくれるのが総合広告代理店です。チラシやパンフレットの作成だけでなく、商品やサービスのプロモーションも大々的に行って行きたいと考えている場合には、トータルプロデュースをしてくれる総合広告代理店が良いかもしれません。特に、全国的な販促キャンペーンを行いたい場合などは、戦略的な広告展開で非常に頼りになるはずです。
しかし、あくまで広告「代理」店なので、実際に制作を社内で行ってくれるわけではありません。そのため、制作のコスト管理は不明確になりがちです。広告代理店から別の会社に外注するという流れになるので、デザイナーに直接要望が伝えられませんし、純粋な制作費用に広告代理店分の手数料が上乗せされるというデメリットがあります。
印刷会社
印刷会社は、主に紙媒体の印刷を手がける業者です。デザインと印刷を同時に依頼すると、制作費(印刷費)を安く収められるのがメリットです。印刷を前提にしたデザインなので、できあがったデザインが印刷できない…といったトラブルも起こりません。
ただ、会社にもよりますが、デザイン自体は下請けに外注しているケースもあります。デザインの詳細についてのやり取りができずに、思うような仕上がりにならないことがある、修正に手間がかかるというデメリットがあります。
デザイン会社
紙媒体やWeb媒体など、幅広いデザインを専門に請け負う会社です。社内にデザイナーがいるので、コミュニケーションが取りやすいのが最大のメリットです。デザインのコンセプトから出来上がりイメージなど、制作物について細やかに打ち合わせをしながら進められます。
ただ、デザイン会社によって得意な範囲が違うので、依頼する際にはよく見極める必要があります。例えば、チラシやパンフレットなどのコピーライティングまで任せたい場合には、その機能を満たしている会社を探す必要があります。
発送代行会社
チラシやDMなど、印刷の後に発送が必要なものについては、発送代行会社に依頼するという方法もあります。デザイン・印刷・発送を一括して依頼することでコストや手間を大いに削減できるというのがメリットです。DMに関するノウハウも多いので、自社で企画するよりもスピーディーに進められ、より良いものができる可能性が高いです。
また、一連の流れを外注することで、制作の段階で発送までのスケジュールの見通しが立つ可能性が高いです。一部を自社で行ったり依頼する会社を分けたりすると、その分時間のロスが発生するので、迅速にDM発送を進めたい場合にも向いていると言えます。
発送を前提としたデザインの依頼に秀でた業者は多いですが、会社案内やパンフレットなどあらゆるデザインに対応してくれる業者は少ないので、制作実績や社内の制作体制を確認することをおすすめします。
制作会社を選ぶ際のポイント
デザインの依頼先を考える際には、複数の業者から相見積もりをして決めることになります。依頼先を選定するにあたっては、以下のポイントを参考に決めることをおすすめします。
制作実績
制作側にも得意不得意があります。例えば、Web関係のデザインに注力している会社であれば、紙媒体のチラシやDMの実績が少ないこともあります。これまでにどのようなパンフレット・チラシ等のデザイン実績があるかを確認しましょう。競合他社よりも優れたデザインを実現できる実力があるかをチェックしてください。
提案力
こちらからの要望を聞くだけでなく、自発的にアイデアを出してくれる業者かどうか確認しましょう。単に言いなりになるだけのデザイン会社では、やり取りの回数が増えるだけですし、社内でデザインするのと結果があまり変わりません。自社にはない観点から、制作物の効果を高めるための提案をしてくれる会社が理想的です。
制作実績についてはホームページにはすべて掲載されていないことも多いので、問い合わせや見積もりの際に情報を提供してもらうようにしてください。
社内の制作体制
デザインを制作する際、どのような社内体制で制作されているかもチェックすべきポイントです。特に、デザイナーが外注ではなく自社にいるかは重要です。
広告代理店や印刷会社によくあるパターンが、デザイナーが下請けに丸投げというもの。営業担当者が間にいるとは言え、デザイナーと間接的なやり取りしかできないので、細かいニュアンスが伝わらないというトラブルが起こりがちです。その結果、無駄なやり取りが増え、できあがるまで時間もかかり、満足度も下がってしまいます。
社内にデザイナーがいる場合でも、営業担当者が制作部のデザイナーに丸投げという業者もありますから、デザイナーとの連携の良さについてはあらかじめ確認しておきたいところです。
理想的な体制としては、依頼先の会社内にデザイナーとコピーライティングを行うライター、制作を管理するディレクターがチームを組んでいる体制です。
営業の対応スピード
デザインを行うのはデザイナーですが、やり取りの窓口となるのは営業担当です。初回の打ち合わせや問い合わせの段階から、スムーズに対応してくれてストレスなくコミュニケーションが取れるかをチェックしておきましょう。
特に、直接デザイナーとやり取りできない体制の場合は、デザインの出来栄えを営業担当のスキルが左右すると言っても過言ではありません。自社の要望を汲み取ってくれる柔軟さがあり、レスポンスが速い営業担当であることが望ましいです。
料金
会社によって料金もさまざまです。例えば、デザインだけの料金なのか、印刷費まで含まれているのか、発送費用まで含まれているのか、含まれるサービスの範囲によっても料金が左右されます。単に金額の多寡だけで比較するのではなく、トータルのコストパフォーマンスを考えて選びましょう。
また、広告代理店や印刷会社など、デザイナーには外注する形をとる会社もあります。その場合は、手数料や管理費などが上乗せされる可能性があります。デザイナーのいる会社に直接発注した方が中間マージンを支払わずに済む場合も多いので、見積もり費用の詳細項目はしっかりチェックしましょう。
原稿・画像などの素材の提出有無
デザインを依頼するにあたり、社内での作業負担がどの程度あるかも確認すべきポイントです。会社によっては、「デザインだけを専業に行うため、キャッチコピーやテキストを自社で用意する必要がある」ケースもあります。同様に、チラシやパンフレットに掲載する画像も準備を求められることもあります。
もちろん、社内で素材を準備することができれば、その分費用も削減できますが、クオリティの高さを求めるなら写真撮影やコピーライティングまでプロに依頼できる方が良いかもしれません。
依頼先でカバーしている範囲の認識に食い違いがあると、依頼後に大きなトラブルになりかねませんので、契約前にしっかり詰めておきましょう。
おわりに
チラシやパンフレットは、デザインの良し悪しで受け取り手の印象が大きく代わります。社内で制作してコストを抑えるのも大切ですが、デザインのプロに依頼することで制作物のクオリティが高まり、より良い効果が得られることが期待できます。
今回ご紹介した外注先の選び方を参考に、デザインの依頼を考えてみてはいかがでしょうか。
教えて!DM先生 編集部
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