広告郵便でお得に発送!利用条件や申請方法まで詳しく解説
2024.11.20 2023.10.17郵便サービス郵便には様々な割引がありますが、その中で「広告郵便物」はご存知でしょうか?利用するためにはいくつか条件がありますが、条件さえクリアすれば通常の郵便よりもお得にDMを送ることができます。
一度に2,000通以上郵便物を発送される方必見です!
※掲載情報は2024年3月18日時点での情報です。最新情報については、郵便局HPをご確認ください。
目次
広告郵便物とは
広告郵便物とは、「商品の広告」「役務の広告」「営業活動に関する広告」を目的としたDMなどを大量に発送する場合、郵送費に割引が適用されるというものです。多くの企業で活用できる割引ですので、利用条件など詳しく見ていきましょう!
利用条件
形状 | 定形郵便物・定形外郵便物・通常はがき・往復はがきで利用できます。ただし、官製はがきの場合は適用できませんので注意しましょう。 定形郵便物やはがきの場合は、宛名部分にバーコードを記載することでバーコード割引も併用可能です! |
通数 | 同時に2,000通以上の差出が必要です。 形状・重量が異なる郵便物を合わせて2,000通という場合は適用できないので注意です! |
送達日数 | 通常送達日数(2~3日程度)プラス3日程度または7日程度での投函となります。 普通郵便よりも到着に時間を要する可能性があるので、急ぎの場合は余裕をもって発送しましょう。 |
支払い方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納から選ぶことが可能です。 |
オプションサービス | 書留や速達などを付加することはできません。 |
利用方法
区分郵便物など他の割引と違い、広告郵便物に関しては事前に印刷物の見本と広告郵便承認請求書を郵便局へ提出し、承認を受けた郵便物のみ利用することができます。自己判断で条件を満たしているだろうと思っていても、最終的な判断は郵便局側となるので、場合によっては承認を得ることができない可能性もあります。また、承認がおりるまで1週間程度かかることもありますので、余裕をもって申請するようにしましょう!
申請が面倒という方は、セルマーケがオススメです!申請から発送まで、面倒なことはすべて丸投げできます◎詳しくはサービスサイト≫よりご確認ください。
▼広告郵便承認請求書イメージ
広告郵便に該当するもの・しないもの
該当するもの | 領布会への招待、バーゲンセールの案内、通信販売、展示即売会の案内、会員加入の案内…等 |
該当しないもの | 請求書、納品書、商品等の広告を主目的としない年賀・暑中見舞い等のあいさつ状、広報誌、各種会合の案内、通知書、求人広告…等 |
広告郵便に添付できるもの
広告郵便物に該当するものであれば、下記のようなものを添付することが可能です。
・注文用の払込書用紙、返信に必要な事項を記載した用紙等
・注文用または返信用で、受取人の住所・氏名等を記載した封筒または通常はがき
・注文を促すための商品見本であって、「見本」、「試供品」または「サンプル」の文字を記載したもの
・上記のほか、商品の購入もしくは役務の利用または返信を促すためのもの
こんなDMにオススメ!
具体的に下記のようなDMを送る際、広告郵便物に該当する可能性が高いです!発送を検討している場合は、まず利用条件に当てはまるか確認してみましょう。
・商品のセールやクーポン配布のご案内
・通信販売などの商品紹介のご案内
・新店舗開店のご案内
・会員募集のご案内
広告郵便物による割引率は?
広告郵便物を利用すると、どのくらい割引を受けることができるのでしょうか?発送通数や条件により割引率が変わりますので、1つずつ見ていきましょう。
基本割引
差出通数 | 割引率 | |
定形郵便物 / 定形外郵便物 | はがき | |
2,000通~ | 12% | 8% |
3,000通~ | 15% | 11% |
5,000通~ | 18% | 14% |
7,500通~ | 19% | 15% |
1万通~ | 21% | 17% |
1.5万通~ | 22% | 18% |
2万通~ | 23% | 19% |
3万通~ | 24% | 20% |
5万通~ | 25% | 21% |
7.5万通~ | 26% | 22% |
10万通~ | 27% | 23% |
20万通~ | 29% | 25% |
30万通~ | 31% | 27% |
50万通~ | 33% | 29% |
80万通~ | 35% | 31% |
100万通~ | 37% | 33% |
広告郵便物の基本的な割引率は上記の通りです。
例えば通常はがきを2,000通発送する場合・・・
「はがき郵送料:85円」「広告郵便割引率:8%」なので、1通78.2円(税込)で発送できます。
さらに、バーコードを記載した場合・・・
「はがき郵送料:85円」「広告郵便割引率:8%」「バーコード郵便割引率:3%」なので、1通75.65円(税込)で発送できます。
割引を利用せず発送するよりも1回あたり18,700円もお得!
「発送頻度や通数を増やしたいけど予算も限られている…」そんな時でも、上手く割引を活用できればコストを抑えて発送することが可能です!
月間割引
基本割引は発送都度適用される割引率に対し、月間割引は1カ月間に差し出した広告郵便物の通数により割引率が決まるというものです。
1カ月間に発送する通数が多いほど、その分割引率も高くなっていきます。
差出通数 | 割引率 | |
定形郵便物 / 定形外郵便物 | はがき | |
1万通~ | 20% | 16% |
2万通~ | 22% | 18% |
5万通~ | 24% | 20% |
10万通~ | 26% | 22% |
20万通~ | 27% | 23% |
30万通~ | 29% | 25% |
40万通~ | 31% | 27% |
50万通~ | 33% | 29% |
100万通~ | 35% | 31% |
200万通~ | 37% | 33% |
ただし、月間割引を利用するには追加で2点条件があります。
①同時に2,000通以上、且つ1カ月に1万通以上差し出しを行う
②支払い方法は料金後納のみ
特別割引
一度に5万通以上発送する場合「特別割引」を適用することができ、さらに安く発送することができます!
条件 | バーコード付 | バーコードなし | |||
定形郵便物 はがき |
定形郵便物 はがき |
定形外郵便物 | |||
(1) | 地域区分局等(※3)に5万通以上差し出し | 4% | 1% | 3% | |
(2) | 送達に7日程度の余裕を承諾 | 5% ((1)+1%) |
2% ((1)+1%) |
4% ((1)+1%) |
|
(3) | 地域区分局等にロールパレット等に納入して20万通以上差し出し(※4) | – | – | 5% | |
(4) | 送達に7日程度の余裕を承諾 | – | – | 6% ((3)+1%) |
|
(5) | バーコード付郵便物 | 3% | – | – |
例えば通常はがきを5万通発送する場合・・・
「はがき郵送料:85円」「広告郵便割引率:23%」なので、1通65.45円(税込)で発送できます。
さらに、バーコードを記載した場合・・・
「はがき郵送料:85円」「広告郵便割引率:23%」「バーコード郵便割引率:3%」なので、1通62.9円(税込)で発送できます。
割引を利用せず発送するよりも、1回あたりなんと819,000円もお得!
ただし、特別割引を適用させるには追加で2点条件があります。
①通常送達日数(2~3日程度)プラス7日程度猶予を承諾する
②地域区分局(※)へ差し出しを行う
5万通以上発送を検討している場合は、特別割引が適用できないか一度確認してみましょう!
(※)地域区分局
地域内の郵便物を集め、都道府県ごとに取りまとめる郵便局のことをいいます。東京都では、新東京郵便局・東京北部郵便局・東京多摩郵便局の3か所のみ該当しており、どの郵便局でも差し出しができるわけではありません。
利用する際の注意点
広告郵便物として発送する場合、利用条件以外にも気を付けなければならない点があるので紹介していきます!
郵便表記
「料金別納「料金後納」で支払いを行う際、郵便物の表面に郵便マークを表記する必要があります。
送達日数の猶予により線の本数が異なりますので、デザイン時注意しましょう。
【料金別納の場合】
通常送達日数+3日程度の猶予 | 通常送達日数+7日程度の猶予 |
線の本数:「2本」 | 線の本数:「3本」 |
【料金後納の場合】
通常送達日数+3日程度の猶予 | 通常送達日数+7日程度の猶予 |
線の本数:「2本」 | 線の本数:「3本」 |
💡注意
郵便マークは郵便局の指定通りのサイズでの表記が必要です!
区分と割符
広告郵便物として差し出す際、事前に郵便物を宛先の郵便番号ごとに仕分けしておく必要があります。
まず郵便番号の上5桁が同じ数字のものをまとめて束にし、上5桁で10通に満たないものは上3桁→上2桁と束にしていき、上2桁でも10通に満たないものは”雑”として束にします。それぞれ束にしたものは、郵便物がばらけてしまわないよう紐(輪ゴムやクリックはNG!)で十字結束し、割符と呼ばれる紙の札を差し込みます。
割符は送達日数により表記と色が異なりますので、間違えないようにしましょう。
通常送達日数+3日程度の猶予 | 通常送達日数+7日程度の猶予 |
表記:「特割」 割符の色:「黄色」 |
表記:「特特」 割符の色:「緑色」 |
その他の割引
「広告郵便に該当しないが、郵便物を安く送りたい…」そんな時は、利用者区分割引やバーコード割引を検討してみましょう。
利用者区分割引
利用者区分割引が適用される郵便物のことを区分郵便といい、事前に区分を行い差し出すことで利用できる割引です。
利用条件は下記の通りです。
形状 | 定形郵便物・定形外郵便物・通常はがき・往復はがきで利用できます。ただし、官製はがきの場合は適用できませんので注意しましょう。 定形郵便物やはがきの場合は、宛名部分にバーコードを記載することでバーコード割引も併用可能です! |
通数 | 同時に2,000通以上の差出が必要です。 形状・重量が異なる郵便物を合わせて2,000通という場合は適用できないので注意です! |
送達日数 | 通常送達日数(2~3日程度)プラス3日程度または7日程度での投函となります。 |
支払い方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納から選ぶことが可能です。 |
オプションサービス | ①送達日数に3日程度または7日程度加算した日数により送達することを承諾した場合は、オプションサービスは付加できません。 ②オプションサービスを付加する場合は、同時に差し出す郵便物の全てに同一のオプションサービスを付加する必要があります。 ③バーコード割引を受ける場合は、年賀特別郵便以外のオプションサービスを付加することはできません。 |
🔍あわせて読みたい!
≫区分郵便物(郵便番号区分・バルク区分)とは?割引率と区分結束について
バーコード割引
先の郵便番号と住所情報をカスタマーバーコード化し、郵便物へ記載することで利用できる割引です。
利用条件は下記の通りです。
形状 | 定形郵便物・通常はがき・往復はがきで利用できます。ただし、官製はがきの場合は適用できませんので注意しましょう。 |
通数 | 同時に1,000通以上の差出が必要です。 形状・重量が異なる郵便物を合わせて1,000通という場合は適用できないので注意です! |
送達日数 | 普通郵便同様の通常送達日数での投函となります。 |
支払い方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納から選ぶことが可能です。 |
オプションサービス | 書留や速達などのオプションは利用不可となります。 |
🔍あわせて読みたい!
≫【バーコード郵便】割引率は?はがきにも使える?適用条件や仕組みを解説!
おわりに
大量にDMを発送する場合、少しでもコストを抑えたいですよね。郵便局への事前申請や区分作業など、通常の郵便よりも手間はかかってしまいますが、その分お得に発送できるのが「広告郵便物」です!はがき・定形郵便物の場合はバーコード割引との併用も可能ですので、上手く割引を活用しましょう。
「コスト削減したいけど手間をかける余裕がない…」という方は、【セルマーケ】にお任せしてみてはいかがでしょうか。DMの印刷・作業・郵便局への差し出しはもちろん、事前申請も全て丸投げできます!ぜひご検討ください。サービスサイトはこちら≫
三輪姫乃
最新記事 by 三輪姫乃 (全て見る)
- 税理士必見!オススメの営業方法や成功のポイントをご紹介 - 2024年10月16日
- DMが集客や問い合わせにつながらない?原因と対策を徹底解説 - 2024年9月30日
- ゆうメールは土日でも配達される?配達日数の目安も解説 - 2024年8月29日