【プロが解説】DTPとは?DTPデザイナーとDTPオペレーターの違いや印刷データ作成の重要ポイント!
2026.03.23印刷・デザイン
「入稿データは何を気に付けて作成すればいいの?」「DTPって何だろう?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、DTPに関する基礎知識から、「DTPオペレーター」が具体的にどのような役割を担っているのかを解説したうえで、印刷トラブルを防ぐためのチェックポイントを紹介します。
目次
DTPとは
DTPとは、「Desktop Publishing」の略称です。
日本語では「卓上出版」と訳され、パソコン上で印刷物のレイアウトを行い、印刷用のデータを作成し出力する工程全般を意味しています。
DTPの歴史について
かつて印刷物を作成する際には、データを作成する人、印刷するための版を作成する人、・印刷する人…と
それぞれの工程に専門の道具と多くの人手と時間が必要でした。
しかし1980年代の後半にMacintoshなどのパソコンとDTPソフトが普及したことにより、誰でも画面上でレイアウトを完結させ、手軽に印刷用のデータを作成できるようになりました。
日本では1990年代前半からDTPが使われるようになりましたが、この「デジタル化」こそが、現在のスピード感のある印刷物制作を支えています。
「DTPデザイナー」と「DTPオペレーター」の違いについて
DTPの仕事には大きく分けて「DTPデザイナー」と「DTPオペレーター」の2種類あります。
一見似ているこの2つの職種ですが、実は役割が異なります。
DTPデザイナー
DTPデザイナーとは、クライアントの要望に応じてイラストや写真、文章のレイアウトを行い、「デザインをどう見せるか」というデザインの骨組を作る仕事です。
✓ WEBデザイナーの違いについて
DTPデザイナーと混同される職種にWEBデザイナーがありますが、これらはデザイナーがデザインをする対象によって明確に職種が分けられています。
WEBデザイナーもDTPデザイナーもパソコンを使用しデザインするというところまでは同様です。
しかしWEBサイトを含むWEB関連のページのデザインを行う人がWEBデザイナーと呼ぶのに対し、紙媒体の印刷物のデザインを作成する人がDTPデザイナーと呼ばれます。
DTPオペレーター
DTPオペレーターとは、デザイナーが作成したデータを基に、印刷機でも正しく刷れるように印刷に向けてデータの調整や加工を行う人の事を指します。
例えば印刷時に必要な面付作業を行ったり、サイズの調整やトンボや塗り足しの作成、文字切れなどの最終チェックを行っています。
「デザインは綺麗に出来ているはずなのに、印刷物を確認したらイメージしていたものと違った。」といった事がないように防ぐことが、DTPオペレーターとしての使命です。
印刷物を制作するワークフロー
以前は各工程ともに専門性が高いために対応者が違いましたが、DTPの普及により、企画から印刷まで一貫して1人でも対応できるようになりました。
主に以下①から⑤を「DTPデザイナー」、⑥から⑨までを「DTPオペレーター」が担当する現場が多いですが、この境界が曖昧な現場もあり、時には1人で両方を兼ねる場合もあります。
| ①企画立案・検討 ②レイアウト案作成 ③内容校正 ④素材や原稿の作成 ⑤デザインデータ作成 ⑥印刷データの確認 ⑦印刷データの作成・調整作業 ⑧印刷 ⑨加工・製本作業 |
DTPで欠かせない「3種神器(イラレ・フォトショ・インデザイン)」について
DTPの現場では主にAdobe(アドビ)社のソフトウェアが使用されています。
1.Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター 通称:イラレ)
ロゴやチラシ、名刺やポスター等、ページ数が少ない印刷物の制作の際に使用されます。
簡易的なイラストや図の作成なども可能です。
2.Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ 通称:フォトショ)
フォトショップやフォトショなどと呼ばれています。
写真の加工や合成、補正等に適しており、色味の調整やイラストの作成などに使用されます。
3.Adobe InDesign(アドビ インデザイン 通称:インデザイン)
書籍やカタログ等のページ数が多いレイアウトを行う際に使用されます。
文字を美しく効率的に組むための機能が豊富です。
イラレ・フォトショ・インデザインが主力な事には変わりませんが、
最近では様々なソフトで作成されたデータをPDFに変換可能なAdobe Acrobat(アドビアクロバット)も使用されることが多くなりました。
PDFはどのパソコンでも内容を確認、印刷が出来るために入稿データとしてもよく使用されています。
DTPによる「データチェック」の5つのポイント

商品によって細かな確認事項は異なるものの、DTPオペレーターがデータ入稿時に共通してチェックしているポイントが5つあります。
1.サイズの確認
作成するサイズと注文する仕上がりのサイズが一致しているか。
2.カラーモードがCMYKになっているかどうか
印刷は基本的にCMYKで印刷されるためRGBで作成したデータは色味が大きく変わる恐れがあります。
3.文字のアウトライン化
使用されているフォントがアウトライン化されていない場合には、文字が違うフォントに置き換わってしまったり文字化けを起こす可能性があります。
4.画像の解像度
印刷物では使用されている写真や画像の解像度が低い場合には、ぼやけたり粗く印刷されます。
一般的には「300dpi」以上が推奨です。
5.トンボや塗り足し
一般的には塗り足しとトンボが付いたデータが正しい印刷データとなります。
印刷会社によっては塗り足しやトンボが無くても問題ありませんが、厳密な入稿データを求める印刷会社の場合にはこれらがないとデータ不備となる可能性もあります。
🔍あわせて読みたい!
≫塗り足しとは?トンボや文字切れについても徹底解説
ご自身でデータを作成される際には、ご紹介した上記5つのポイントを必ず確認しましょう。
これが出来ていないと再入稿やイメージと違った印刷の仕上がりになってしまう可能性があります。
また、入稿先のテンプレートや入稿前の注意書きを確認するようにしましょう。
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おわりに
DTPの世界は奥が深く、お客様の大事な印刷物を取り扱うために少しの設定ミスが大きなトラブルに繋がることもあります。しかし、正しい知識を持ったスタッフがサポートすることで、お客様の「伝えたい想い」は確かなかたちとなって届きます。
印刷データについて少しでも不安なことがあれば、ぜひお気軽にお問合せフォームよりご相談ください。
あなたのDM施策が、最高の成果を生むことを心より応援しております。
小山咲
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