商用利用OK！DM作成でおすすめフリー素材サイト6選

2024.05.22 2023.09.20印刷・デザイン

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作者:kozirsky/stock.adobe.com

ダイレクトメール（以下：DM）作成の際、すごくお世話になる『フリー素材サイト』。誰もが「そうそう！こういうのが欲しかった！」「わ～、ここまで作ってくれてるんだ！」と感動し、感謝したことがあるのではないでしょうか。

ちなみに『フリー素材サイト』を利用する際、利用規約はしっかり読んでいますか？すべてのフリー素材が商用利用OKではありません！イラスト・写真をDMに使用したら規約違反になってしまった！なんてことにならないよう、是非ご一読ください。

1 フリー素材の基本情報
2 【イラスト】フリー素材サイト3選
3 【写真】フリー素材サイト3選
4 DMの印刷・発送注文
5 おわりに

フリー素材の基本情報

そもそもフリー素材とは？著作権ってどうなっているの？利用するにあたっての注意点とは？を以下に分かりやすくまとめました。

フリー素材とは？

フリー素材とは、利用規約の範囲内であれば、無料で使用できるデータ素材のことです。代表的なものは、写真・イラスト・フォントなどがあげられます。「フリー」というのは、「著作権フリー」または「ロイヤリティフリー」の意味合いで「フリー素材」と言われています。

素材は誰のもの？

誰かが作ったモノは、基本的に『著作権』があります。著作権を簡単に説明すると、「作ったモノは作った人が知的財産権をもってるから、作られたモノは第三者が勝手に使用してはいけない」ということです。

「著作権フリー」であれば、作った人は著作権を放棄（もしくは消滅）しているので、気にせず使用しても問題ありません。

注意💡
「著作権フリー」＝「商用利用OK」ではありません。規約範囲を超えて利用することは出来ないので気を付けましょう。

しかし、「ロイヤリティフリー」は意味が異なります。

ロイヤリティフリーを簡単に説明すると、「作られたモノを利用したい人は、作った人（もしくは代理人）に代金を支払えば何度使ってもいい」という仕組みです。

つまり、ロイヤリティフリーは著作権を放棄していないので、使いたいのであれば対価を支払う必要があります。また、使用用途によって料金が変わることもあるので注意しましょう。

サイトによっては、著作権は放棄していないけど、利用規約内の用途であれば無料ダウンロードOKとしているところもあります。

著作権については別記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
≫印刷デザインデータで注意したい画像やテキストの著作権について

利用規約を確認しよう

作者:Worawut/stock.adobe.com

前述した通り、フリー素材は利用規約の範囲内であれば、無料で使用できるデータ素材です。利用規約には、禁止事項や制限について明記されているのでしっかり確認しましょう。遵守しなければ使用禁止や料金請求のトラブルに発展する可能性があります。

▽要チェック項目
☑著作権フリーなのか、ロイヤリティフリーなのか
☑商用利用可能なのか
☑加工していいのか
☑クレジット表記は必要なのか

用途によっては、上記以外もしっかり確認しましょう。

注意💡
本記事に載せているサイトは「商用利用OK」且つクレジット表記無しでDM・リーフレットへの利用可能ですが、「商品化」での使用は厳禁です。利用するサイトの利用規約を各自ご確認下さい。

【イラスト】フリー素材サイト3選

それでは、【イラスト】のおすすめフリー素材サイトを3つご紹介します。

ビジネス素材 By Runland（ランランド）

ユーザー登録：不要
クレジット表記：不要（記載してくれると嬉しい）
ファイル形式：png / ai
加工：OK
有料プラン：なし

RunLand株式会社が運営しているビジネスシーンに合った人物イラストのフリー素材サイトです。服装がスーツで落ち着いたカラーなので、DMなどのチラシだけでなく、プレゼン資料などでも利用できます。表情・受付・営業・会議など、シーンに応じてフィルターをかけれるようになっています。
YouTubeでの利用の場合は、概要欄に使用している旨の説明文とサイトURLの記載が必須となります。

URL：フリーイラスト・ビジネス素材素材 BY Runland

イラストAC

ユーザー登録：必要
クレジット表記：不要
ファイル形式：eps / ai / png
加工：OK
有料プラン：あり

ACワークス株式会社が運営しているフリー素材サイトです。多種多様なカテゴリーがあり、イラストレーター名・色・カテゴリーなどで検索フィルターをかけることもできます。好きなイラストレーターさんを見つけたらファン登録してもいいでしょう。
有料プランも用意されていますが、無料会員でも約300万点の素材をダウンロードできるので、ひとまずは無料会員登録がおすすめです。

URL：イラストAC

ソコスト

ユーザー登録：不要
クレジット表記：不要
ファイル形式：png / svg / eps
加工：OK
有料プラン：なし

個人の方が運営している「ソコソコ使えるシンプルなイラスト」がコンセプトのフリー素材サイトです。2023年8月末時点で、1,000点以上のイラストがアップされています。キーワード検索機能はもちろんのこと、各イラストにお気に入り機能が設定さているので、「使えるかな？」と思ったイラストは一旦お気に入り登録しておくとよいでしょう。

URL：ソコスト

【写真】フリー素材サイト3選

続いて、【写真】のおすすめフリー素材サイトを3つご紹介します。

Unsplash

ユーザー登録：不要
クレジット表記：不要
ファイル形式：jpg
加工：OK ※一部NG
有料プラン：あり

アメリカのゲッティイメージズが運営する写真のフリー素材サイトです。世界中のフォトグラファーが写真をアップしており、2023年8月末現在で300万点以上もあるため、これだ！と思える写真が必ず見つかります。
ユーザー登録不要ですが、無料会員登録機能も備わっていて、登録するとお気に入り機能が使えるようになります。
日本にも拠点がある会社なので日本語訳もしっかりしており、問題なく利用可能です。ただ、日本らしい風景やモデルの写真は少なめです。

URL：Unsplash

ぱくたそ

ユーザー登録：不要
クレジット表記：不要（記載してくれると嬉しい）
ファイル形式：jpg
加工：OK
有料プラン：なし

すしぱくさんが運営管理している「使って楽しい、見て楽しい」がキャッチコピーのフリー素材サイトです。写真だけでなく、AI画像だったり、コンクリートや地面・木目のテクスチャー（背景）と多種多様なカテゴリーがあります。日本の街並みやモデルが多いのも特徴です。2023年8月末時点で50,000枚以上の素材がアップされています。

URL：ぱくたそ

フォトック

ユーザー登録：不要
クレジット表記：不要
ファイル形式：jpeg / WebP
加工：OK
有料プラン：なし

個人の方が運営しているフリー素材サイトです。東京・北海道・沖縄の風景写真が中心で、約7,000枚以上ダウンロードできます。北海道であれば大通公園やテレビ塔など、ランドマークでの検索ができるのが特徴です。もちろん草原や空・夜景なども用意されているので、日本国内写真を探している方は是非見てほしいサイトです。

URL：フォトック

DMの印刷・発送注文

フリー素材を利用して作成したDMは、本コンテンツを運営しているセルマーケに入稿して、印刷～発送までをWEB上で楽々注文するのがおすすめ。最短納期でも業界最安級の価格で提供しているので、納期・費用のどちらも気にされる方には是非利用いただきたいサイトです。

印刷データはPDFでの入稿も可能です。専門のDTPスタッフが丁寧にチェックを行うので、フォロー体制もばっちりで安心です。

URL：セルマーケ

おわりに

いかがでしたでしょうか。おすすめフリー素材サイト6つをご紹介しました。

どのサイトにも
✓素材を販売する行為
✓自分で作ったものとして配布する行為
✓公序良俗に反する行為
✓素材（モデル）のイメージを損なう行為　などは禁止事項に明記されています。
※禁止事項の一例です。各サイトの利用規約はしっかり確認してください。

本記事を参考に、フリー素材を正しく利用し、魅力が伝わるチラシ・DMのデザインが作成できますよう願っています。