【オススメのパターンも紹介!】ダイレクトメールとポスティングの違いとは?

2024.03.06 2018.08.06ダイレクトメール
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お客様に広告物(チラシなど)を届ける手段として、ダイレクトメール(DM)とポスティングの2種類が考えられます。どちらも最終的には自宅の郵便ポストに届けられるものですが、メリットやデメリット、費用、閲覧率などに違いがあります。それぞれの特徴を知って、より効果的な販促活動に活用してください。

ダイレクトメールとは?

郵便をはじめFAXやメールなどで広告物を届けることをいいます。一般的には郵便か宅配業者のDM便を利用した発送が主となっています。ターゲットをピンポイントに絞り、直接(ダイレクトに)届けられるので、お客様に合わせたサービスやキャンペーンなどの告知ができます。

ダイレクトメールのメリット

TVCMなどに比べ、よりお客様個人の志向に合った情報を届けられるので、購入の確率を高められます。また、どのDMを見て問い合わせや注文をしたかなどの反響率が測定しやすいため、それらのデータを販促活動に活用することができます。

ポスティングとは?

チラシなどの広告物を直接郵便受けに届けることをいいます。DMと比べてターゲットを細かく絞り込むことはできませんが、学生が多いところやファミリー層が多いところなど、配布物に合わせエリアを絞って配布することはできます。

ポスティングのメリット

住所や名前などの顧客情報がなくてもチラシを届けられるので、新規客の獲得に役立ちます。また、自分でポスティングすれば発送費用のほか人件費が抑えられるうえ、「このマンションは子供の自転車が多いから、ファミリーが住んでいる」など、今まで気づかなかった地域の情報を得ることもできます。この情報は販促活動を行ううえで重要なものとなります。

ダイレクトメールとポスティングの違い

DMとポスティング、それぞれ違うメリットを持つことがおわかりいただけたと思います。ここでは両者の違いについてもう少し詳しくご説明します。

配送方法の違い

DMは多くの場合、チラシを封筒に入れるかハガキDMにするなどして郵便またはDM便で発送します。100通程度であれば自社でチラシ封入から投函まで行えますが、大量のDMを発送したい場合は発送代行業者を利用した方が効率的です。

ポスティングの場合も、数百枚単位であれば自社で手分けして配布することができますが、大量に配布したいときは配布業者に依頼することをおすすめします。

費用の違い

DMを発送する際は封筒代、発送費は最低限発生します。発送代行業者に依頼する場合はその費用も必要です。発送代行業者は大量のDMを扱うため発送費用が割安になり、DMづくりのアドバイスをもらえたりするなどのメリットがあります。

ポスティングの場合も業者に依頼するのであれば、その費用がかかります。また、ポスティングはターゲットを細かく絞り込めないというデメリットがあるので、反響率を上げるためにはDMの数倍のチラシをまく必要があり、チラシの印刷代もその分多くかかります。

閲覧率・反響率の違い

DMは宛名が記載されているため、その場で捨てられることはあまりなく、開封率は約80%※1というデータがあります。かなり多くの人は封筒を開けて中のチラシを見るようです。さらにDMの内容についてネットで調べたり、実際に店を訪れたりするなど、何らかの行動をとるアクション率は約19%※2ということです。

※1・2の参考データ : 「DMメディア実態調査委2016」要約版

ポスティングは宛名がないため、一瞥して興味を惹かれなかったらその場でマンションなどの共有スペースにあるゴミ箱に捨てられる可能性は、どうしても高くなります。閲覧率を上げるためには、割引クーポンを印刷するなどしてお得感を訴求する工夫が必要となってきます。ポスティングの反響率は一般的に0.1〜0.3%といわれています。効果測定のためにはチラシ専用の電話番号を設定する、クーポンに係番号を印刷する、などがオススメです。

パターン別のオススメ

実際にチラシを配布したいとき、DMとポスティングのどちらの方法を採用すればいいのだろうか…ちょっと悩んでしまいますよね。パターン別にオススメの方法をご紹介します。

こんなときはDMがオススメ

初回購入者へのサンキューメール

初回購入時に住所や氏名のデータを入手しているのであれば、お礼のあいさつと次回購入時割引になるクーポンなどをつけたDMを送ると、リピート率を高めることが期待できます。

キャンペーンの告知

たとえば化粧品のキャンペーンであれば女性に、軟骨成分入りのサプリメントのキャンペーンであれば年配者にターゲットを絞ることで販促効果がアップします。顧客データを活用して、ピンポイントでDM発送することをオススメします。

商品サンプルの発送

サンプルを発送する場合、その商品を使ってほしい人(ターゲット層)に届かないことには意味がありません。サンプル自体の費用もかかるため、商品にまったく興味のない人にまでポスティングするより、ターゲットを明確にしてDM発送する方が費用対効果のアップにつながります。

アフターフォローをしたいとき

過去に商品を購入されて以来しばらく足が遠のいているお客様や、購入された化粧品や健康食品などがなくなりそうなタイミングでチラシを届けたいときはDMが有効です。一人ひとりのお客様に対して「気にかけている」「役立ちたい」というメッセージを伝え、次回購入を促すプレゼントをつけたり割引キャンペーンをしたりするなどの展開が考えられます。

こんなときはポスティグがオススメ

新しいお店をオープンしたとき

新規店の場合、お客様の住所や氏名のデータが必要なDM発送はできないため、ポスティングを採用します。やみくもに配布するのは費用の無駄になってしまうので、想定しているターゲット層が住んでいそうな地域に配布できるよう、候補としている地域をまずは歩いてみるなどして調査することが大切です。

若者に届けたいとき

郵便を使わないチラシの配布方法として新聞折り込みも考えられますが、新聞を購読していることが前提となります。学生や20代くらいの若い世代は新聞を購読していない場合が多いので、ポスティングが有効といえます。

地域限定のチラシを配布したいとき

ポスティングチラシは宛名を入れることができないためDMと比べて閲覧率が低くなってしまうデメリットがあります。しかし、ポスティング地域を絞り込み、チラシを封筒に入れて「◯◯町にお住まいのみなさまへ」などと記載するだけでも当事者意識がアップし、閲覧率を高めることができます。

ノベルティを配布したいとき

夏にはうちわ、冬にはカイロなど、季節に合わせて自社のロゴなどを入れたノベルティを配布して販促活動を行いたいとき、DM発送では厚みや形などを気にしないといけません。ポスティングであればその点にとらわれなくていいので、ノベルティを利用した販促活動を自由に展開することができます。ただし、食品(飴やガムなど)をポスティングすることはできませんのでご注意ください。

おわりに

DMとポスティングの違いについてご説明しました。
お客様のデータを持っていたりターゲットを絞りこんでチラシ配布をしたい場合などにはDMを採用し、お客様のデータがなかったり配布エリアを限定したい場合などにはポスティングを採用するとよいようです。
一般的にポスティングに比べDMはコストが高くなる場合が多いので、どちらを採用するかに関しては費用対効果をしっかりと見極めることが大切です。

タグ : 発送
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教えて!DM先生 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引14,400社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。