【2024年10月】郵便料金値上げ!対象サービスとDMを安く発送する方法

2024.12.13 2023.12.21ニュース
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作成者:moonrise/stock.adobe.com

2023年12月18日、総務省は普通郵便の送料見直し検討を発表しました。また、2024年3月7日、総務省の情報通信行政・郵政行政審議会にて、25g以下の定形封書に定める郵便料金の上限を84円から110円に引き上げる案が承認されました。そして、手紙の郵便料金の値上げが5月21日の関係閣僚会議で了承され、2024年10月に現状の84円から110円に値上げが行われる見通しとなりました。郵便料金は、30年ぶりの改定となります

本記事では、値上がりするサービスや背景・これまでの郵便料金の変遷、ダイレクトメール(DM)をより安く発送する方法についてまとめました。是非ご一読ください。

※最終更新2024年6月17日

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はがきや封書も!値上げ対象の郵便サービスは?

始めに、値上がりするサービスをご紹介します。

定形郵便(第一種郵便)

定形郵便は25g以内84円、50g以内94円から重量区分をなくして一律110円への値上がりを予定しています。値上がり率は25g以内(84円口)は31%、50g以内(94円口)は17%です。定形郵便(第一種郵便)の値上げが実施されれば、消費税率の引き上げ以外では30年ぶりの値上げとなります。

>💡現行の郵便法では、利用者の負担や物価などの事情を勘案して、25g以内の郵便物の上限価格が「84円」と規定されています。今回の値上げは郵便法の上限額についての改正も同時に行うようです。

対象サービス 現在の料金  2024年10月1日以降の料金 値上げ幅
定形郵便 ~25g以内 84円 110円 +26円(31%増)
定形郵便 ~50g以内 94円 110円 +16円(17%増)

郵便はがき(第二種郵便)

郵便はがきは63円から85円への値上がりを予定しています。値上がり率35%です。郵便はがき(第二種郵便)の値上げが実施されれば、消費税率の引き上げ以外では7年ぶりの値上げとなります。

対象サービス 現在の料金  2024年10月1日以降の料金 値上げ幅
郵便はがき 63円 85円 +22円(35%増)

定形外郵便(第一種郵便)

定形外郵便(第一種郵便)については以下の通りです。重量にもよりますが、値上がり率は30%程度を予定しています。

対象サービス
定形外郵便(規格内)
現在の料金 2024年10月1日以降の料金 値上げ幅
~50g以内 120円 140円 +20円(16%増)
~100g以内 140円 180円 +40円(28%増)
~150g以内 210円 270円 +60円(28%増)
~250g以内 250円 320円 +70円(28%増)
~500g以内 390円 510円 +120円(30%増)
~1kg以内 580円 750円 +170円(29%増)

その他

速達やレターパックなども値上げを予定しています。

対象サービス
現在の料金 2024年10月1日以降の料金 値上げ幅
速達(~250g以内) 260円 300円 +40円(15%増)
速達 (~1㎏以内) 350円 400円 +50円(14%増)
速達 (~4㎏以内) 600円 690円 +90円(15%増)
特定記録郵便 160円 210円 +50円(31%増)
レターパックプラス 520円 600円 +80円(15%増)
レターパックライト 370円 430円 +60円(16%増)
スマートレター 180円 210円 +30円(16%増)

値上げに至る背景

続いて、郵便料金値上げの背景についてご説明します。

値上げの背景

2023年現在、書類のデジタル化やLINEやX(旧:Twitter)などのSNSが普及しており、郵便の量が徐々に減ってきています。2001年には262億通の郵便の取り扱いがありましたが、2022年度では144億通と約45%減少しており、当時211億円の赤字となっていました。

このまま郵便の取り扱い数が減り、現状の郵便料金のままで営業を行っていると、郵便事業は1,000億円近くの赤字となる見通しとなり、このような状況を打破するために大幅な値上げを行うようです。ですが、値上げを行ったとしても2、3年後にはまた赤字に転じてしまうという試算もされているので、今後も値上げが続く可能性があります。

これまでの郵便料金の値上げ推移

最後に、これまでの値上げの変遷をご紹介します。

郵便料金の値上げ推移

過去1981年から2019年までの第一種郵便物(25g以内)とはがきの値上げの推移を表にまとめました。

郵便値上げ推移

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🔍あわせて読みたい!
≫DM発送ウルトラパックは本当に安くて短納期?他社と比較してみた!
≫仕様にとらわれない発送代行の注文をDMWEBで。

おわりに

郵便料金の値上げのニュースについてまとめました。いかがでしたでしょうか。
2024年秋の郵便値上げは必至なので、その後のDM発送は『DM発送代行会社の特約ゆうメール』への切り替えをおすすめします!

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竹内 祥子

竹内 祥子

ダイレクトメール発送代行専門会社・上場企業 【ディーエムソリューションズ株式会社】 ◆DM業界歴11年 ◆マーケティング担当