【初心者必見】イラレで文字のふちどりや3D加工などの7つのテクニック紹介
2026.01.29印刷・デザイン
イラレは機能が多く操作も少し複雑なために装飾をしたくても上手にできなかったり、方法がわからない事もあります。
本記事では様々な加工方法ご紹介と調整方法についても掲載していますので、是非ご覧ください。
目次
文字のふちどり機能について
文字の輪郭に線を付けたものを「袋文字」や「ふちどり文字」などと呼びます。
この章では文字に縁取りをつけるさまざまな方法について解説します。
文字をふたつ重ねてふちどり文字にする
文字を選択した状態で線のカラーを設定すると、文字の輪郭に線を付ける事ができます。
しかし線幅を太く設定すると、文字が潰れてしまう事があります。
このような場合には、縁取りのある文字の前面にふちのない文字を重ねる事で文字が潰れてしまう事を避けることができます。

| ①ふちをつけたい文字を選択&コピー ②編集→背面へペースト→文字を選択状態のままカラーパレットで線の色を塗りの色と同じ色で、線を設定 ③そのまま希望の仕上がりになるように線幅を設定 |
✅背面へペーストのショートカット
Windows の場合:[Ctrl]+B
MAC の場合:[㵰]+B
線幅を広げる際に線にトゲのようなものが出てしまう場合には、線パレットで角の形状をラウンド結合に変更をしてください。
この文字を二つ重ねる方法は手軽ではありますが、文字を修正する必要が出てきた場合に、
背面と前面の両方の文字を修正する必要があり手間がかかります。
あとから修正することを考えた場合におすすめなのが、次の「アピアランス」を使う方法です。
アピアランスで文字にふちを付ける
| ①ふちをつけたい文字を選択→メニューバーの「ウィンドウ」から「アピアランス」を表示 ②アピアランスの左下から新規線を追加→線色や線幅を変更 ③「線」が「塗り」の下になるようにドラッグして移動する |

アピアランスの場合にも線幅を広げた際、トゲのようなものが出てしまった場合には
線パレットで角の形状をラウンド結合に変更をしてください。
アピアランスで設定するとふちどりされたまま文字を修正する事が可能なので、
修正が発生しそうなデータ作成の場合にはおすすめです。
またアピアランスは線をいくつも追加する事が可能なので、二重、三重とふちどりをすることもできます。

🔍あわせて読みたい!
≫【イラレの表現力UP!】「アピアランス」でデザインを変える方法と入稿時の注意点
パスのオフセット機能について
簡単に言うと、ピッタリ元あるオブジェクトのふちどりができる機能です。
「オフセット」とは基準の位置からの差、距離の値という意味で、
イラレの「パスのオフセット」機能では、基準のオブジェクトを指定した数値で拡大したり、縮小をしたりすることが出来ます。
このパスのオフセットを習得するとデザインの幅が広がりますので、是非ここで習得しましょう。
パスのオフセットを設定する
| ①対象のオブジェクトを選択した状態で「オブジェクト」>「パス」>「パスのオフセット」を選択 ②基準のオブジェクトよりも大きくしたい場合には「オフセット」の欄に拡大したい数値を入力 |
※小さくする場合には数値の前に「-」と、マイナスを入力する事で小さなオブジェクトも作成可能です。
※テキストのふちどりにはアウトライン化後であれば、この機能を使用する事が可能です。

「パスのオフセット」では新しく作成されるパスの角を設定を 3 種類から変更することができます。
マイター:選択しているパスと同じ角になります
ラウンド:角が丸くなります
ベベル:角が面取りされます
「角の比率」では選択しているパスの角が尖っている際に、マイターを角の形状として選択していると有効です。
角の比率を入力すると比率の値により一部、または全ての角が面取りされたようにすることができます。
比率の値と角の角度によって作成イメージが変わってくるので、左下のプレビュー機能で確認をしながら
調整をすることをおすすめします。

ドロップシャドウ(影)機能について
イラレには文字や図形に影を付ける「ドロップシャドウ」という機能があります。
ドロップシャドウの機能を使うとこのような影を作る事ができます。

| ①ドロップシャドウを付けたい文字や図形を選択 ②上部メニューの「効果」>「スタイライズ」>ドロップシャドウを選択 ※「アピアランスパネル」からでも同様の設定が可能です ③ドロップシャドウメニューでお好みの設定をし、OK をクリック |
※プレビュー機能を利用するとイメージを確認しながら調整する事ができるので、便利です。

描画モード:オブジェクトと影をどのように合成するかを選択します。
特によく使用されるのは「通常」と「乗算」の 2 種類です。
不透明度:影の透明度を調整します。
X 軸オフセット・Y 軸オフセット:選択しているオブジェクトからの位置を調整できます。
X 軸では水平方向・Y 軸では垂直方向の数値を指定可能です。
ぼかし:影のぼかし具合を調整できます。
カラー:影の色を調整可能です。
濃さ:ブラックの影を作成する場合のみ濃さの調整が可能です。
画像の切り抜き機能について
イラレで画像を挿入する際に、不要な箇所を取り除きたいとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
この章では画像の切り抜き機能やクリッピングマスク、ペンツールを使用し、画像をトリミングする方法をご紹介します。
画像の切り抜き(トリミング)機能を使用する
| ①イラレに切り抜きたい画像を配置 ②画像を選択した状態で上部の「画像の切り抜き」ボタンか、メニューバーの「オブジェクト」>「画像切り抜き」を選択 |
※埋め込みをしていないと切り抜きが出来ないために、埋め込みをされていないと『リンクファイルの切り抜きでは元のファイルのコピーが埋め込まれます。
リンク場所の元のファイルは影響を受けません。』と表示が出ますが OK を押して切り抜きの範囲を選択し、「適用」をクリックまたは、「Enter」キーを押すと、調整した形に画像が切り抜かれます。

※一度切り抜きをすると微調ができずに「取り消し」以外の方法では元の状態に戻せないので注意!
取り消しは切り抜きをした画像を選択し、右クリックのメニューで「切り抜きの取り消し」を選択する事で
取り消し前の状態に戻る事が可能です。
クリッピングマスクを使用しての切り抜き
イラレの画像を切り抜く時によく利用される機能が「クリッピングマスク」です。
クリッピングマスクは、画像の上に置いた図形やオブジェクトの重なっている部分のみを表示し、他の部分は見えなくする機能です。

この「クリッピングマスク」は、切り抜いて見える部分も非表示になっているだけなので、あとから編集や修正が簡単にする事ができます。
| ①イラレに切り抜きたい画像を配置 ②画像とは別に切り抜きたい形の図形を作成し、画像の上に配置 ③画像と切り抜きたい図形の両方を選択して、「オブジェクト」>「クリッピングマスク」>「作成」を選択 ④作成した図形に合わせて画像が切り抜かれる |
※微調整を行う際には作成した画像をダブルクリックをすると編集モードになり、画像の切り抜く位置や画像の拡縮を自由に調整する事ができます。

✅切り抜きのショートカットキー
Windows の場合:[Ctrl]+7
MAC の場合:[㵰]+7
ペンツールを使用しての切り抜き
人物や動物など、複雑な形に合わせて画像を切り抜く場合にはペンツールを使いましょう。
| ①切り抜きたい画像を配置し、ツールパネルから「ペンツール」を選択 ②ペンツールでは、クリックしたところから次にクリックしたところまでに線が引かれるので、画像の切り抜きたい部分をなぞるように線(パス)を描く ③最後までなぞれたら、切り抜きたい画像を囲むようにして閉じる ④出来上がったパスと画像を両方選択し、クリッピングマスクを行う |

イラレで切り抜く際には以上の 3 種類の方法が取れますが、特にペンツールはペンツールを上手く使いこなす必要があり、複雑な形になると時間や手間がかかってしまう場合があります。
目的や用途に合わせて適切な方法で画像の切り抜きを行いましょう。
3D化の機能について
イラレの機能には 3D マテリアルという機能があります。
こちらを使用する事で、イラストや文字等を立体的なデザインにする事が可能です。
是非ポップな印象のデザインを作成されたい方はご覧ください。
| ①3D 化したいテキストやイラストを用意 ※イラストの場合には、書き込みが複雑で細かくなると 3D 化したときにぷっくりではなくボコボコとした見た目になってしまうため、シンプルなイラストがおすすめです。 ②テキストを選択したまま上部バーの「効果」>「3D とマテリアル」>「押し出しとベベル」を選択 ※3D とマテリアルパネルが出てきますので、このパネルで各種調整が可能です。 |

オブジェクト:3D の形状や角度等の調整が可能です
マテリアル:質感を調整することができます
ライト:照明の明るさ、角度、影を調整可能です。
3D とマテリアルパネルで調整を行う事により、ポップな文字やイラストの作成も可能です。

エンベロープ機能について
簡単に言うと、ぐにゃっとテキストを変形させることができる機能です。
イラレにはオブジェクトを変形してくれる「エンベロープ」という機能があります。
この機能を使うと希望の図形の形に合わせて変形が可能なので、是非こちらも使用してみてください。

| ①適用させたいテキストを作成 ②変形させたい形状のオブジェクトを前面に作成 ③上記①・② で作成した 2 点をまとめて選択 ④メニュー>「オブジェクト」>「エンベロープ」>「最前面のオブジェクト」で作成 |
✅エンベロープのショートカット
Windows の場合:[Ctrl]+[ALT]+[C]
MAC の場合:[㵰]+[OPT]+[C]
綺麗にエンベロープを適用させるには、変形させたいテキストの文字数を少なくするとバランスが崩れにくいです。また、アルファベットの場合小文字よりも大文字にしたほうがバランスが取れます。
エンベロープ機能を使用した場合、最前面にあるオブジェクトは非表示になってしまいます。
もしもオブジェクトを表示したままにする場合は、図形を複製しておき別のオブジェクトとして背面に設置しましょう。

ブレンド機能について
ブレンドツールとは2つ以上のオブジェクトを均等に分布させることができるツールです。
選択した2つのオブジェクトの中間を作成し、パラパラと変化する様子が作成可能です。
| ①ブレンドさせたいオブジェクトを2つ用意 ②ブレンドツールを選択し、矢印がブレンドツールの選択に変わったらブレンドしたいオブジェクトをそれぞれクリック ※またはブレンドしたいオブジェクトを2つ選択した状態で「オブジェクト」>「ブレンド」>「作成」でもOK! |
✅ブレンドしたいオブジェクトを選択後にショートカット
Windows の場合:[Ctrl]+[ALT]+[B]
MAC の場合:[㵰]+[OPT]+[B]

ブレンドはブレンドオプションツールを使用する事でブレンドに追加する間隔を調整する事が可能です。
スムーズカラー:ブレンドに最適なステップ数が自動計算されオブジェクトがなめらかになります。
ステップ数:ブレンドの開始と終了の間に並べるオブジェクトの数を指定する事ができます。
異なるカラーでブレンドした場合には開始から終了にかけて徐々にカラーが変化していきます。

距離:オブジェクト同士の距離(間隔)を指定する事が出来ます。

これらを組み合わせる事で飛び出す文字やおしゃれなオブジェクトを作成する事も可能です。
是非お試しください。

まとめ
イラレには様々な機能があり、今回はその一部を紹介いたしました。
この記事をご参考いただき、素敵なデザインが作成できるよう願っています。
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小山咲
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