知らないと損!郵便の豊富な割引プランについて解説します!
2024.10.03 2022.09.22郵便サービス
目次
「郵便」の種類と適用できる割引
この記事では、私たちにとって身近な郵便の基本的な知識と、実はあまり知られていない各種割引について紹介していきます。
まずは「定形郵便物」と「定形外郵便物」を覚えましょう
私たちが普段意識せずに使っている郵便には「定形郵便物」と「定形外郵便物」があります。
発送物のサイズと重さによって区別されており、定形外郵便は更に「規格内」と「規格外」に分かれています。 以下で細かくチェックしてみましょう。
定形郵便物の規定サイズ
・重さ:50g以内
・最大サイズ:縦23.5cm✕横12cm、厚さ1cm以内
・最小サイズ:縦14cm✕横9cm(はがきの最小サイズと同等)
▼どんな場面で使われている?
普段の生活で私たちの手元に届く年賀状や通知等のはがきをはじめ、結婚式などの招待状や各種サービスの請求書等といった信書(※)の発送に最も多く使われているのがこの定形郵便物です。一般的なA4サイズの用紙を三つ折りして封入できるので、ビジネスシーンでも多く使われています。
※信書とは「特定の受取人 に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と定義されており、特定の発送方法でしか送ることができない文書のことです。関連記事「信書の発送で注意したいポイントと発送可能な企業」もあるのでご興味のある方はチェックしてみてください。
定形外郵便物の規定サイズ
定形外郵便物は以下の通り、サイズと重量によって「規格内」「規格外」に分かれます。
基本的に規格内に収まらないものが規格外扱いになりますが、規格外ともなればかなり大きな荷物を送ることができます。
■規格内
・重さ:1kg以内
・最大サイズ:縦34cm✕横25cm、厚さ3cm以内
・最小サイズ:縦14cm✕横9cm もしくは、直径3cm、高さ14cm以内
■規格外
・重さ:4kg以内
・最大サイズ:縦60cm、3辺合計90cm以内
・最小サイズ:縦14cm✕横9cm もしくは、直径3cm、高さ14cm以内
※ただし、最小サイズ以下のものでも縦6cm×横12cmより大きいサイズの宛名札をつけると送ることができます。
規格内と規格外の最小サイズは同じですが、この場合は重量によって規格内か規格外かが決まります。
∟同じ最小サイズでも1㎏を超えると規格外の扱いとなります。
▼どんな場面で使われている?
一般的なA4サイズを折らずにそのまま封入できるので、契約書などの重要な書類やカタログ・パンフレットといった冊子形状のものを送る際に主に使われています。
それぞれの郵便料金の違いを見てみましょう!
利用する人にとって気になるのは、やはり郵便料金ではないでしょうか。考え方として、郵便物の重量が重くなれば重くなる程、郵便料金は高くなっていきます。ここではそれぞれの郵便料金について細かくチェックしていきましょう!
定形郵便物の料金
定形郵便物の郵便料金の形態はシンプルで、50g以内110円のみなので分かりやすいですね。発送物の内容によりますが折っても問題ないものであれば、折って定形郵便物として発送すると、例えば重量が50g以内だった場合は定形外郵便物よりも1通当たり30円も安く送ることができます。
定形外郵便物(規格内・規格外)の料金
規格内 | 規格外 | |
50g以内 | 140円 | 260円 |
100g以内 | 180円 | 290円 |
150g以内 | 270円 | 390円 |
250g以内 | 320円 | 450円 |
500g以内 | 510円 | 660円 |
1㎏以内 | 750円 | 920円 |
2㎏以内 | 取り扱いなし | 1,350円 |
4㎏以内 | 取り扱いなし | 1,750円 |
一方で定形外郵便物はサイズや重量に幅があり、郵便料金も細かく分かれています。
規格外の場合、最大4㎏までの荷物を送ることが可能で、この範囲内であれば、実は日本郵便のサービスであるゆうパックを利用するよりも安く送れることになります。ただし、通常の定形外郵便物はポスト投函であり、荷物番号で配達状況の確認などもできない為、何を送るか・配達されたことまで確認が必要なのか否かで使い分けが必要になってきます。 郵便というと封筒を使用することが多いイメージですが、規格外で重量のある郵便物は段ボールケースのようなものでも送ることもできます。
たくさん送る方向け!郵便を「安く送れる」各種割引をご紹介
上記で紹介したのは一般的な郵便料金ですが、実は更に安く送ることができる割引の存在をご存じでしょうか?
以下で一定の条件下で適用できる割引を紹介していきますので、一度に大量に送る機会がある方は各割引の適用条件を是非チェックしてみてください。通常の郵便料金よりも料金を抑えて送ることができるかもしれません。
こちらで紹介する割引は日本郵便の公式ページにも掲載されています。更に詳細が知りたい場合は参考にしてみてください。
参照:大口・法人向けの料金の計算
①バーコード付郵便割引
日本郵便の規定する定形(はがき含む)郵便物を同時に1,000通以上差し出す場合に、宛名の住所情報に基づいた郵便カスタマーバーコードを印字して差し出す場合に適用できる割引です。
■差出通数・・・1,000通以上
■割引率・・・・3%(往復はがきは1.5%)
宛名の印刷はできるけど、カスタマーバーコードの印字までは出来ないという方向けに・・・
WEBから印刷~発送の注文ができるセルマーケというDM発送代行サービスをご利用いただくと
条件に当てはまった場合は、自動的にバーコードを印字して割引を適用させることが可能です!
②区分郵便割引
定形(はがきを含む)郵便物・定形外郵便物で同一内容の郵便物を、同時に2,000通以上差し出す場合に、事前に郵便番号ごとに区分して郵便局に差し出す場合に適用できる割引です。招待状、請求書、納品書、広報誌、通知書等々、一度に2,000通以上送る場合は区分郵便割引を使ってお得に送ることができますね。
■差出通数・・・2,000通以上
■割引率・・・・日本郵便の公式サイトで割引率を確認
定形郵便物の場合は①バーコード郵便割引とも併用が可能になる為、併せて利用すると更に郵便料金がお安くなります!
区分郵便割引では、郵便番号ごとに区分して差し出すと共に、差出件数や送達猶予承諾の長さによっても割引率が変わってきます。
送達猶予承諾とは?
この配達猶予は下記の通り3パターンあり、承諾される送達日数に対する余裕の程度に応じて「割引」(余裕なし)、「特割」(3日程度)、「特特」(7日程度)のいずれか選択します。
・送達猶予3日(普通郵便の送達日数+3日程度かかる可能性がある)=特割
・送達猶予7日(普通郵便の送達日数+7日程度かかる可能性がある)=特特 ※同時差出通数50,000通以上の場合に適用可
発送物の内容や記載の日程によって、猶予の有無を選択して、最適なタイミングでお客様に届けたいですね。区分郵便割引については別途区分郵便の詳細をまとめた記事も準備しているので、こちらも要チェックです!
適用できれば安く送れる区分郵便物ですが、そもそも郵便番号ごとの区分作業も社内や個人で対応するにはどうしても手間になってしまうので、そんな場合はDMのWEB発注サービスセルマーケでの一括注文がお勧めです!
③広告郵便割引
定形(はがきを含む)郵便物・定形外郵便物で「商品の宣伝広告」「役務の広告」「営業活動に関する広告」等を目的とした同一内容の郵便物を、同時に2,000通以上差し出す場合に適用できる割引です。
尚、この広告郵便割引を適用する場合にも郵便番号ごとに区分して郵便局に引き渡すことが前提条件となっています。イメージとしては区分郵便物に広告の要素が認められれば、更に割引率が高くなる!といった感じです。
■差出通数・・・2,000通以上
■割引率・・・・日本郵便の公式サイトで割引率を確認
広告郵便でも、定形郵便物の場合は①バーコード郵便割引とも併用が可能になる為、併せて利用すると更に郵便料金がお安くなります!
上記の割引率の表を見ても分かる通り、広告郵便は発送通数が増えれば増えるほど、割引率が高くなり1通当たりの郵便料金単価が抑えられます。定形郵便の場合だと最大43%も郵便料金が割り引かれます。
発送通数が多くなればなるほど割引率が増えていく広告郵便は、仕様にもよりますが、同じ日本郵便のサービスであるゆうメールを利用する方が安く送れます。
ただし、広告郵便割引を適用させる為には、事前に郵便局に広告郵便申請を行い、発送物の内容が「広告」であるかの確認をしてもらう必要があります。この申請が承認されると広告郵便として割引を受けることができるようになります。
広告郵便申請の手続きについては、発送する封筒や中身のデータを全て郵便局に提示すると同時に広告郵便承認申請書を提出する必要があります。
条件に合わせて最大限の割引を適用させる為には、この広告郵便承認申請に併せて前述したカスタマーバーコードの印字や郵便番号ごとの区分作業などが必須になってくる為、このような専門的な作業については発送代行業サービスセルマーケに丸っと任せてしまうのが一番ラクです。
おわりに
この記事では定形郵便物・定形外郵便物の規定や大量に送る場合に適用できる割引について紹介しました。
日本郵便にはこの記事で紹介した郵便以外にも安く送る方法があったり、その他の運送会社でもダイレクトメールや発送物を格安で送れるサービスがあるので
以下記事も併せて読んでいただき、最適な発送方法を見つけてくださいね!
≫ゆうメールとは?料金やサイズ、配達日数、普通郵便との違いを解説
細かい割引などを全部覚えておくのは難しい…!
専門の発送代行業者に最適な方法を教えてもらうが一番早い…!という方は、
上場会社が運営している印刷~発送システム【セルマーケ】にお問い合わせいただければ専任の担当が最適なプランをご案内いたします。
下田綾乃
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