日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便・西濃運輸のDM配送の特徴を徹底比較!

2024.10.16 2023.07.01ダイレクトメール
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この記事では、ダイレクトメール(以下:DM)を発送する際に利用する配送業者のうち、主要な4つの企業のDM発送に関するサービスを比較検証します。

今記事で得られる情報は以下2点です。
✓日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便、西濃運輸の「特徴」「メリット・デメリット」
✓業者ごとのおすすめ利用用途

自社のDM送付に最適な企業・サービスを探し出すのにお役立てください。
※掲載情報は2024年10月時点での情報です。最新情報については、各社の公式サイトをご確認ください。

4社の特徴とメリット

それでは、まず上述した4社の特徴とメリット・デメリットについて解説していきます。

解説の順番は下記の通りです。

  1. 日本郵便の「ゆうメール」
  2. ヤマト運輸の「クロネコゆうメール」
  3. 佐川急便の「飛脚メール便・飛脚ゆうメール便」
  4. 西濃運輸の「カンガルーPostalメール便」

日本郵便「ゆうメール」の特徴

ゆうメールは、日本郵便が提供するサービスで、一般的な定形郵便、定形外郵便とは違い、カタログ冊子や、申し込み用紙、CDなどの荷物を送るのに便利です。
日本郵便のゆうメールの特徴は、以下の通りです。

・封筒などの表面に「ゆうメール」/差出人を記載しなければならない
・日本郵便に送付依頼をする際に、DMの内容確認が必要
・土日祝の配達は行われない
・配送状況の確認が出来ない
・送付先が転居届を出している場合、届出日から1年間転居先まで転送されます

ただし、郵便局に直接差し出すゆうメールに関しては、その他発送サービスの方が安価になる場合もあります。これらのことから、基本的に定形外サイズのDMに関しては、日本郵便に直接ゆうメールを差し出すメリットはあまりないと言えますが、以下のようなメリットもあります!

● 受取人が転居していた場合も転送(届け出日から1年間)されるので到着率が高い
● DM代行業者経由でゆうメール利用することでコストメリットがある

日本郵便はゆうメール以外にも、通常の「郵便」が利用されることも多く、はがきサイズ等は安価に発送が可能です。各種割引もある為、仕様によってゆうメールと使い分けることをお勧めします。

🔍あわせて読みたい!
ゆうメールとは?料金やサイズ、配達日数、普通郵便との違いを解説
≫知らないと損!郵便の豊富な割引プランについて解説します!

本コンテンツを運営しているセルマーケは、日本郵便とゆうメールの大口契約をしています。ゆうメールの発送実績は国内最大級!また、印刷・作業・発送業務を徹底的にコストカットしているため、業界最安級でご案内しています。好みの仕様を選択・発送通数を入力して、価格をチェックしてくださいね!
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ヤマト運輸「クロネコゆうメール」の特徴

ヤマト運輸のクロネコゆうメールの特徴は、以下の通りです。

・封筒などの表面に「ゆうメール」/差出人・返還先を記載しなければならない
・DMの内容確認が必要(日本郵便側で確認)
・土日祝の配達は行われない
・配送状況の確認が出来ない
・受取人が転居届を出している場合、届出日から1年間転居先まで転送される
・法人・各種団体・個人事業主限定のサービスである

日本郵便とほぼ内容が同じなのは、日本郵便が最終的に配達する為です。
ヤマト運輸に発送物を差し出した後に、ヤマト運輸→日本郵便への引き渡しがある為、その分配達までの時間は長くなります。日本郵便のゆうメールと同様に以下メリットがあります。
● 受取人が転居していた場合も転送(届け出日から1年間)されるので到着率が高い

🔍あわせて読みたい!
≫クロネコゆうメールとは?料金やサイズ・ゆうメールとの違いを徹底解説

⚠「クロネコDM便」は2024年1月にサービス終了しました。
クロネコゆうメールが創設される以前は、クロネコDM便というヤマト運輸独自のメール便サービスがありました。ゆうメールと並んで非常に多く利用されていた発送ルートでしたが、物流業界の2024年問題などが理由となり、2024年1月にサービス終了となりました。
以降、日本郵便と協業して生まれたのが「クロネコゆうメール」となります。
発送代行大手のディーエムソリューションズでは、クロネコDM便からの切り替え支援もしております。お困りの方はコチラからお気軽にご相談ください!

佐川急便「飛脚メール便・飛脚ゆうメール便」の特徴

佐川急便には、「飛脚メール便」と「飛脚ゆうメール便」の2種サービスが存在します。
両者の違いは、飛脚メール便は佐川運輸が配達まで担当しますが、飛脚ゆうメール便は配達を日本郵便が代行する形となっています。

両サービスの特徴は、以下の通りです。
※前提として佐川急便の飛脚メール便、飛脚ゆうメール便はどちらも法人のみ利用することができ、個人では利用できません。

飛脚メール便

・発送物の宛先が法人宛のみの取り扱い(個人宛の発送不可)
・最長辺40㎝と若干大きめの規格サイズ
・CDやDVDなどの電磁記憶媒体が入れられない

佐川急便オリジナルのメール便サービスになり、以下メリットと言えます。
● 角2サイズよりも若干大きいサイズまで対応している

飛脚ゆうメール便

・封筒などの表面に「ゆうメール」/差出人・返還先を記載しなければならない
・DMの内容確認が必要(日本郵便側で確認)
・土日祝の配達は行われない
・配送状況の確認が出来ない
・受取人が転居届を出している場合、届出日から1年間転居先まで転送される
・法人・各種団体・個人事業主限定のサービスである

日本郵便とほぼ内容が同じなのは、日本郵便が最終的に配達する為です。
佐川急便に発送物を差し出した後に、佐川急便→日本郵便への引き渡しがある為、その分配達までの時間は長くなります。日本郵便のゆうメールと同様に以下メリットがあります。
● 受取人が転居していた場合も転送(届け出日から1年間)されるので到着率が高い

🔍あわせて読みたい!
≫佐川急便の飛脚メール便の規格や料金などの特徴を徹底解説!

西濃運輸「カンガルーPostalメール便」の特徴

西濃運輸のカンガルーPostalメール便の特徴は、以下の通りです。

・宛名印刷、封入などの加工処理、管理、配達依頼を全て代行してくれる
・封筒などの表面に「ゆうメール」/差出人・返還先を記載しなければならない
・DMの内容確認が必要(日本郵便側で確認)
・土日祝の配達は行われない
・配送状況の確認が出来ない
・受取人が転居届を出している場合、届出日から1年間転居先まで転送される
・法人・各種団体・個人事業主限定のサービスである

日本郵便とほぼ内容が同じなのは、日本郵便が最終的に配達する為です。
西濃運輸が封入作業後、西濃運輸→日本郵便への引き渡しがある為、その分配達までの時間は長くなりますが、以下メリットがあります。
● 受取人が転居していた場合も転送(届け出日から1年間)されるので到着率が高い
●封入作業や加工・資材管理、日本郵便への配達依頼などをまとめて代行してくれる(※Postalメール便のポイント)

ただし、封入作業や加工などは発送代行業者の方が作業スピードが早く、ゆうメールの卸値も安い可能性が高いです。発送代行業界20年以上の上場企業であるディーエムソリューションズ㈱などがお勧めです。

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≫西濃運輸のカンガルーPostalメール便の規格や料金などの特徴を徹底解説!

最終的に配達するのは「日本郵便」の場合が多い

ここまで4社でDMに使える発送ルートを紹介してきて、気づいた方も多いかと思いますが、どの運送業者を使っても最終的に「日本郵便」が配達することが多いのです。
ゆうメールを配達するのは結局日本郵便になるの図佐川急便の飛脚メール便に関しては佐川急便が配達してくれますが、それ以外は各運送業者に差し出したとしても最終的には日本郵便のゆうメールの配達網が利用されています。

そして、本記事で紹介している運送会社以外にも日本郵便と契約している発送代行業者へ依頼すれば、DMをより安く発送することが可能です。数あるDM発送代行業者の中でも上場企業であるディーエムソリューションズ㈱では大口割引が適用された特約ゆうメールがあり、DM発送のコスト削減が可能です。

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≫特約ゆうメールとは?DM発送を安くしたい方、必見です!

おわりに

以上、主要な運送業者4社の特徴とメリットについて解説してきました。
どの運送業者を利用しても最終的には日本郵便が配達しているという事実に驚かれた方もいらっしゃるかと思いますが、
規定サイズや配達までのタイムラグ、料金設定が異なるので見合った業者に差し出しましょう!
そして、上記運送業者以外のDM発送代行業者に見積依頼するともっと安く送れる可能性が高いのでお勧めです。
オンライン相談フォームからお気軽にお見積のお問い合わせください。

この記事をお読みになったあなたが、DM配送時に自社に合ったベストな業者選択ができることを願っています。
もう一度、各種発送ルートの詳細記事を載せておくので是非ご覧ください。

タグ : 発送
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教えて!DM先生 編集部

ディーエムソリューションズ㈱のダイレクトメール・物流のエキスパートメンバーで結成。法人取引14,400社以上の実績にもとづいた、DMの反響アップ、コスト削減、業務改善などに役立つ情報を続々発信していきます。