ダイレクトメールでコストを削減し安く発送する方法4選
2024.05.21 2018.08.20ダイレクトメールダイレクトメール(以下:DM)を発送する際に考えなければならない「費用対効果」。どれだけのコストでどれだけの結果が得られるかということですが、費用対効果を上げるためにできることは大きく分けて2つです。
- DMの反応率、成約率を上げる
- DMのコストを削減する
つまり、費用対効果とは効果を上げるか、費用を下げるかでしか良くすることができないということです。
しかし、実際の成約率や反応率はDMを出してみるまでわかりません。これらのことから言えるのは、DMを発送する前段階で費用対効果を上げるためには、「コストを削減する」という方法しかないということです。
そこで今回の記事では、DMをこれから作成し、発送しようとしている方向けに、DMのコストを削減する方法を4つ紹介します。
この記事をお読みになって、DM発送のコスト削減にお役立てください。
DMのコストを削減する4つの方法
DMのコストを削減する方法は下記の4つです。
- 発送量を抑える
- 発送物の重量を抑える
- 印刷費用を抑える
- 発送コストを抑える
これら4つの方法でコスト削減に努めることで、結果的にDMの費用対効果を上げることにつながります。
それではこれから上記の各方法について詳しく解説します。
発送量を抑える
DMの発送量を抑えるには、「ターゲティングの明確化」が必要です。DMの効果にはターゲティングの質がとても影響するためです。
例えば、痩せている方にダイエットサプリのDMを送付してみると結果はどうなるでしょうか?おそらく、良い結果は得られないでしょう。
これと同じで、DMの効果がありそうな層を見極め、それ以外の層は送付リストから外すことがとても大切です。的確なターゲティングができていれば、発送のコストを削減し、さらに反応率や成約率といった効果の部分でも高い結果が得やすいと言えます。
また、休眠顧客や見込み客に対し優良顧客向けのDMを送付しても、高い効果が出る可能性は低いです。
そのため、顧客リストは細分化し、それぞれのリストに合った適切なDMを作成する必要があります。
さらに、細分化されたリストであっても、引っ越しなどで商圏から外れる顧客がいたり、一度購入した顧客が数か月後には休眠客になっていたりすることもあります。
これらのことから、顧客リストは常日頃から更新し続け、最新の状態を保ち続けることも大切です。例えば、発送したDMが返送された場合、その顧客はその住所にはいない可能性が高いので、次回の発送時のコストを削減するためにも、その時点でリストから削除する必要があります。
上記のことをまとめると、発送量を抑えるためにすべきことは下記の2つであると言えます。
- リストを細分化する
- リストを更新し続ける
上記2つを行うことで、DMを適切なリストにのみ送付することが可能で、コスト削減と同時に効果アップも期待できるようになります。
発送物の重量を抑える
配送会社によって、大きさや重量の規定は異なりますが、DMに限らず、全ての荷物は大きさや重量によって1つあたりのコストが決定します。
DMの内容物が多すぎて、重量が重くなり結果的に1通あたりのコストが大きくなるということもよくあります。
ここでまず大切なのが、上述したターゲティングの明確化を行い、その層にのみ必要な内容物を入れるということです。例えば、優良顧客に対し、「会社概要」のようなパンフレットは不要であることが多いです。もちろん、優良顧客に対し、誰かを紹介してもらうためのDMであれば必要かもしれません。
しかし、基本的には、ターゲットにのみ則した内容物であることを意識することが大切です。
また、ターゲットに則した内容物であっても、その中にも無駄なものがないのかよく考えてみる必要もあります。例えば、FAXを持っていない層が多いのに、FAX返信の申込用紙を入れるといったことが挙げられます。このように余分なものをできるだけ除外し、DM1通あたりの重量を抑えることがコスト削減につながります。
また、DMのサイズを小さくすることで、サイズ、重量ともに抑えることができ、コストダウンにつながります。例えば中身を3つ折りにして、封書のサイズを変更するなど工夫ができます。
このように、DM1通当たりのサイズや重量をできるだけ抑えることが重要です。
4つの主要DM配送会社の比較記事も別記事でありますので良ければご参考ください。
印刷の費用を抑える
DMを印刷する際の費用を抑える工夫もできることを知っておきましょう。
現在では「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」という2種類の印刷方法が存在します。
オフセット印刷とは、紙に印刷するためのもとになる「版」を作成し、印刷する方法のことです。※版の存在しないオフセット印刷も存在します。
一方、オンデマンド印刷とは、パソコンのデータなどをそのまま印刷する「版」のない印刷方法です。
オフセット印刷の機械はとても大きく、大量に印刷する際に効果を発揮しますが、概ね1,000~3,000通程度のDMを作成するのであれば、オンデマンド印刷のほうが低価格となることが多いです。
一方で、10,000通といった大量のDMを印刷する場合はオフセット印刷のほうが安くなる可能性もあります。自社で発送したいDMの数などを考慮した上で、印刷会社に問い合わせてみると良いでしょう。
また、オンデマンド印刷はデータを入稿するだけなので、印刷完了までの流れがとても早く、スムーズに行えます。一方、オフセット印刷はまず版を作成する必要があること、作成した版を修正するとなるとさらに時間やコストがかかるといったデメリットがあります。
しかし、逆に仕上がりの美しさなどではオフセット印刷のほうが良いと言えます。ただし、オンデマンド印刷の技術もかなり上がってきているため、現代ではオンデマンド印刷が主流となりつつあります。
とにもかくにも、印刷を行う際は、印刷部数を先に決定した上で印刷会社に依頼し、2種類の印刷でどちらがお得になるのかを確認することが大切です。
発送コストを抑える
発送時のコストを抑える方法として「発送代行業者」を利用する方法があります。
発送代行業者は、DMの配送会社と大口割引契約をしており、その発送の手続きなどを代行してくれる業者のことです。例えば日本郵便のゆうメールなども、発送代行業者に依頼すると、各段に安く発送できる場合が多いのでおすすめです。
また、発送代行業者に依頼するもう1つのメリットとして、発送以外の部分のコスト削減にもつながるということです。多くの発送代行業者は、DMを発送するだけではなく、DMのデザイン制作やターゲティングなどのコンサルティングも行っています。
より効果的なDMを作成し、ターゲティングの明確化、重量の削減、印刷の手配なども行います。そのため、発送代行業者を介してDMを制作し、発送を行うと、費用の削減と同時に効果的なDMが作成しやすいと言えます。
さらに、DMの作成や発送で使うはずだった社内の人件費なども削減できます。
これらのことから、DMのコスト削減で最も簡単で合理的な方法は、発送代行業者に依頼し、DMの作成段階から関わってもらうという方法だと言えます。
さらに、自社で行える部分は自社で行い、できない部分だけを依頼するといった柔軟な対応をしてもらえるのもこの業種の強みの1つです。
DMの費用対効果を上げたいと考えているのであれば、いくつかの発送代行業者に話を聞いてみるのをおすすめします。
おわりに
以上、DMのコストを削減する方法を4つ解説してきました。
まず大切なのは、ターゲティングの明確化で発送量を絞り、無駄な内容物を捨てて1通あたりの重量を軽くすることです。
そして、印刷方法も自社のDMに合わせて柔軟に選択できるようにしましょう。こちらは印刷会社に問い合わせるのをおすすめします。
また、発送代行業者に依頼することで、発送時のコストを削減し、効果的なDM制作を行うという方法もとてもおすすめです。
この記事をお読みなったあなたが、DMのコスト削減に成功し、費用対効果を上げ、利益アップにつながるよう願っています。
教えて!DM先生 編集部
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