レターパックとは?規格や料金などの特徴を徹底解説!
2024.10.03 2023.10.25郵便サービス郵便局のサービスのひとつである『レターパック』
レターパックプラスとレターパックライトの2種がありますが、それぞれの違いはご存知でしょうか?本記事では、レターパックの基本情報や2つのサービスの特徴、ゆうメールとの違い、利用方法について徹底解説します!
目次
レターパックとは?
レターパックは、A4サイズ・4kgまで全国一律料金で送れます。また、信書の同封も可能です。
土日・祝日も含め、毎日配達されます。
▶レターパックは2種類あります。
①対面で届けて受領印をもらう「レターパックプラス」
②郵便受けに届ける「レターパックライト」
下記はレターパックプラスと、レターパックライトの違いを表にまとめたものです。
レターパックプラス | レターパックライト | |
サイズ | 340×248mm(A4ファイルサイズ) | |
重量 | 4㎏以内 | |
厚さ | 制限なし | 3㎝以内 |
料金 | 全国一律600円 | 全国一律430円 |
追跡 | あり | |
受領印 | あり | なし |
お届け | 対面手渡し | ポスト投函 |
未配達 | 不在時 | 郵便受けに入らない場合 |
再配達 | 不在票を確認の上、配達郵便局に依頼 |
レターパックプラス
それでは『レターパックプラス』の詳細について説明します。
規格サイズ
レターパックプラスは赤のデザインの封筒を使用します。
サイズ:340×248mm(A4ファイルサイズ)
重量 :4kg以内
厚さ :制限なし
追跡 :あり
料金 :全国一律600円
💡重量4kg以内であれば厚さの制限がないのが特徴です。
お届け方法
レターパックプラスは、対面(手渡し)で届けられるサービスです。受領印または署名をもらいます。
不在の場合は、不在票をお届け先のポストに入れ、その後指定時間された時間に再配達を行います。
おすすめの利用シーン
レターパックプラスは、下記のようなシーンでの利用がおすすめです。
■4kg以内の厚みがあるものを送りたい
レターパックプラスでは4kg以内であれば厚さの制限がないため、厚みがあるものを送りたいときにおすすめの郵送方法です。印刷物ではなく商品などを発送する際には、厚み制限に抵触してしまい発送料が上がってしまうことがありますが、レターパックプラスでは厚みを気にせず送ることができます。
■信書などの書類を対面受取で送りたい
レターパックプラスはポストに投函することで郵送できる利便性だけではなく、配達状況を追跡できる特徴があります。そのため、信書など確実に届けてほしいものや、郵送中の状況が心配なものなどを送付する際におすすめです。また、レターパックプラスは土日の配送も承っているため、休日でも状況を確認できるメリットがあります。
■受領印をもらうサービスで商品を送りたい
レターパックプラスはお届けの際には対面でお届けし、受領印または署名をもらって完了となります。不在の場合はお届け先の郵便受けに不在通知書を投函したうえで、配達を行う郵便局に持ち帰って保管します。その後、お届け先が再配達希望日を郵便局に伝えて、対人で受け渡すことで確実に荷物を届けられるのです。
レターパックライト
続いて、『レターパックライト』の詳細について説明します。
規格サイズ
レターパックライトは青のデザインの封筒を使用します。
サイズ:340×248mm(A4ファイルサイズ)
重量 :4kg以内
厚さ :3cm以内
料金 :全国一律430円
追跡 :あり
💡重量4kg以内に加え、厚さ3cm以内の制限があります。
お届け方法
レターパックライトは、ポスト投函でお届けするサービスです。受領印は貰いません。
お届け先のポストに入らない場合のみ、代わりに不在票を入れ、その後指定時間された時間に再配達を行います。
おすすめの利用シーン
レターパックライトは、下記のような商品を発送する際におすすめです。
■4kg以内3cm以内の荷物を送りたい
レターパックプラスには重量制限はありませんが、レターパックライトには4kg以内・3cm以内のものといった条件があります。3㎝以内であればDMやパンフレット、書籍などが条件に該当するものの一例であり、このような厚みのない印刷物や商品を発送する際に向いています。
■ポスト投函で問題ない書類・荷物を送りたい
レターパックプラスは必ず対面で郵送物のやり取りを行う配送方法ですが、ライトは郵便ポストに配達されます。郵便ポストに入らない場合は代わりに不在通知表を入れて、再配達日に郵送物を配達してくれます。レターパックライトも荷物の追跡ができるため、不安な方でも現状を確認できる点が魅力です。
■受領印なしで安く、早く送りたい
レターパックライトはポストに投函して荷物を届ける郵送方法であり、対人でやり取りを行う必要はありません。郵便受けに荷物が入らなかった場合は対人での受け取りですが、ほとんどの場合不在時でも荷物を配達しやすい特徴があります。郵送日数は1日から3日程度であり、ポスト投函でも郵送が可能であることから、早く届けられます。
レターパック以外にも発送方法は沢山あります!
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レターパックを利用するメリット
多くの地域に翌日配達が可能
レターパックの郵送日数は1日から3日程度ですが、早いタイミングでポストに投函することで翌日配達が可能です。土日祝日でも郵送をしてくれることから、送り主は郵送日時を気にせず発送できる点はメリットになります。
専用封筒を事前に購入し、ストックできる
レターパックではプラス・ライトそれぞれで専用の封筒に商品を入れてポストに投函か、郵便局に持ち込みます。専用封筒を事前に購入してストックしておけば、郵送のたびにわざわざ購入しなくてもいいため、送り主は効率良く商品を送れます。
郵便ポストへの投函でOK
本来、荷物を郵送する際はコンビニなどに荷物を持参し、サイズを計測してから送り状を発行して発送します。一方、レターパックの場合は郵便ポストに投函するだけで郵送してもらえるため、利便性が高いです。
追跡サービスが利用できる
レターパックを利用することで、いつでも・どこでも荷物が現在どこにあるのかを追跡できます。追跡番号を知っていれば、送り主だけでなく受け取り主も荷物の配送状況を確認できるため、双方が安心できます。
レターパックを利用するデメリット
一方、レターパックには以下のようなデメリットが含まれている点には注意が必要です。
配達日・時間の指定はできない
レターパックは土日祝日などの休日にも配送は可能ですが、配達日やお届け時間の指定はできません。通販やオークションで商品発送にレターパックを利用する場合には日時指定ができないことを念頭に入れておきましょう。
損害賠償はついてない
レターパックには配送時の損壊や紛失などが発生した際の保証が付いておらず、損害賠償の請求ができません。貴重品を郵送する場合は、最高30万円の損害賠償が付与されている「ゆうパック」を利用しましょう。
レターパックで送れるもの・送れないもの
続いて、レターパックで送れるもの・送れないものは以下の通りです。
※レタパックプラス・レターパックライトで共通です。
送れるもの
- 信書
- オークションの商品
- 証明書
- 衣類
- チケット
- 請求書
- カタログやパンフレット
送れないもの
- 現金や貴金属などの貴重品
💡「現金をレターパックに入れて送って」は詐欺の常套文句ですので気を付けましょう。 - 航空機に載せられないもの(以下に具体例を記載します)
■航空機となる場合に送れないもの一例
- 花火やクラッカーなどの火薬類
- オイルライターなどの引火性液体
- マッチなどの可燃性物質
- 殺虫剤や農薬などの毒物類 など
💡 爆発の危険があるものは航空機で輸送できません。詳細は郵便局公式サイトをご確認ください。
レターパックを利用する際の注意点
以下にレターパックを利用する際の注意点をまとめました。
オプションサービスは付けられない
レターパックは速達や書留、特定記録といったオプションは付加できません。配送状況については追跡サービスで送り主、お届け先の両者が確認できます。
品名は必ず記載する
レターパックは安全性を確保するため、飛行機で送れないものなどを判断するために品名の記載が必須です。記載がない場合配送できるものなのかを判断できず、お届けに多くの日数を要してしまいます。
「ご依頼主様保管用シール」を剥がしてから投函する
レターパックには「ご依頼主様保管用シール」というものが設けられており、こちらは追跡サービスを利用するために用いられます。このシールに追跡番号が記載されています。利用者の中にはこちらのシールをはがさずに投函してしまう人がいますが、シールが手元にないと荷物の追跡ができません。
「配達証シール」は投函前に剥がしてはいけない(※レターパックプラス)
レターパックプラスには「配達証シール」というシールも設けられており、こちらは受領印を押す場所になります。配達証シールがはがれてしまうとそのパックを使うことができず、新たなパックを用意しなければなりません。
海外宛は送付不可
レターパックは海外への送付には対応していないため、海外へ発送する際には国際郵便を使いましょう。
レターパックとゆうメールの違い
レターパック以外にも、郵便局は「ゆうメール」という類似サービスも提供しています。
以下にて、レターパックとゆうメールの違いを表にしました。
レターパックプラス | レターパックライト | ゆうメール | |
料金 | 全国一律600円 | 全国一律430円 | ~150g:180円 ~250g:215円 ~500g:310円 ~1kg:360円 |
配達日数 | 翌日から翌々日(土日も配達) | 月・火・水曜日:翌々日 木曜日:4日後(月曜日) 金曜日:3日後(月曜日) |
|
追跡 | あり | なし | |
発送方法 | 郵便窓口への差し出し、ポスト投函 | ||
着払いサービス | 不可 | 可 |
レターパックの発送方法
続いて、レターパックプラス・レターパックライトの発送方法について解説します。
⓵レターパックケースを購入する
近くの郵便局窓口・コンビニエンスストアなどで購入可能です。コンビニに置いてあるか不安な場合は、事前に電話で確認するのもよいでしょう。郵便局のネットショップでも購入可能ですが、20部/1セットのみです。レターパックを大量に使う予定がある方には便利なサービスとなっています。
💡ローソン系列のコンビニは郵便局と連携しているため、購入しやすいです。
⓶お届け先・依頼主・品名を記載し、封入封緘
レターパックはTO(お届け先)・FROM(ご依頼主)・品名を記載する欄があります。手書き、またはラベルを印刷して貼付のどちらの対応でも問題ありません。記載し終えたら、送る書類・商品に誤りがないか確認し、封入・封緘を行います。
💡手書き対応する場合は、書類や商品を入れてしまうと文字が書きにくくなってしまうので、入れる前に書いた方がよいです。
💡レターパックは『ケース購入=送料を前払いしている』ため、切手は不要です。※旧料金のレターパックは差額分の切手を貼って投函しましょう。
⓷ご依頼主様保管用シールを剥がして、差出し
差出し前に、【ご依頼主様保管用シール】を剥がしましょう。これを控えておかないと、レターパックの追跡が出来ませんので注意しましょう。差出しは、郵便局の窓口や街中の郵便ポストから可能です。
💡レターパックプラスのみ、郵便局に問合せれば集荷に来てくれます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。レターパックプラス・レターパックライトについてご紹介しました。
信書や商品が送れて、追跡可能、到着も早いので、非常に使い勝手のよいサービスだと思います!ぜひ本記事を参考にご活用いただけたらと思います。
しかし、配達日・時間の指定はできない、現金などの貴重品は送れない、損害賠償はついてない点には注意が必要です。
通常のダイレクトメールの発送なら・・・
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※レターパックなどを100通以上まとめて発送したい場合には、お気軽にオンライン相談フォームよりご相談ください。
竹内 祥子
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