郵便・ゆうパック・ゆうメールで割引?日本郵便の各種割引制度について
2024.10.11 2023.07.30郵便サービス日本郵便の各サービスには意外と知られていない割引制度があります。
この記事では、主にBtoBビジネス向けの郵便利用を中心に、日本郵便の各サービスに適用される各割引の種類の概要と、その割引条件について解説していきます。
DM発送などのコストをできるだけ抑えて、お得に郵便の割引制度を活用し、利益アップにご活用ください。
それでは、郵便の各割引サービスについて解説していきます。
※掲載情報は2024年4月30日時点での情報です。最新情報については、公式サイトをご確認ください。
目次
各割引の種類について
各郵便サービスに適用される割引制度は下記の通りです。
- 広告郵便物割引
- 区分郵便物割引
- バーコード付郵便物割引
- ゆうパック割引
- ゆうパケット
- ゆうメール割引
日本郵便のサービスには上記のような割引制度があります。それではさらに詳しく一つひとつ解説していきます。
各割引サービスの概要と条件
上述した割引サービスについて解説していきます。
広告郵便物割引
広告郵便物割引とは、「商品の広告」、「役務の広告」、「営業活動に関する広告」を目的として作成され、同一内容で大量に発送された広告物に対して適用される割引です。差出通数などの条件によって8%~43%の割引となります。利用用途としては例えば、セール情報や商品紹介用DM、会員募集の案内などがあります。
この割引は「差し出しの都度」で割引を行うものと、「月間」の差し出し総数で割引を行うものの2種類があります。それぞれの割引率を表にしましたのでご参考ください。
差出都度(一回の差出通数に対する割引率)
月間割引(一か月の差出通数に対する割引率)
※往復はがきは上記2つの表の「はがき」の欄の割引率の二分の一となります。
また、この割引の利用条件も表にしましたのでご覧ください。
ご利用の流れは下記のようになっています。
- 印刷物の見本と、承認請求書の提出
- 日本郵便から承認書を受け取る
- 承認書、見本、差出郵便物を提出
そして、広告郵便物に該当するもの、そうでないもの、同封できるものは以下の通りです。
広告郵便物に該当しないもの
- 同一内容であっても商品等の広告を主目的としない年賀・暑中見舞い等のあいさつ状や、広報誌、各種会合の案内、通知書、求人広告などを内容とするもの
- 経理関係の書類、企画PR誌、政治・宗教広告、求人広告等
広告郵便物に該当するもの
- 領布会への招待、バーゲンセールの案内、通信販売、展示即売会の案内、会員加入の案内等
同封可能なもの
- 注文用の払込書用紙、返信に必要な事項を記載した用紙等
例 : 申込書用紙、アンケート用紙、銀行口座払込書用紙等 - 注文用または返信用で、受取人の住所・氏名等を記載した封筒または通常はがき
- 注文を促すための商品見本であって、「見本」、「試供品」または「サンプル」の文字を記載したもの
- 上記のほか、商品の購入もしくは役務の利用または返信を促すためのもの
例 : 割引券(クーポン券)、記念品贈呈券、昼食券、駐車券、アンケート用紙等への記入用ボールペン等
広告郵便割引は、セール案内などのDMを2,000通以上発送する場合、必ず利用すべき割引です。本コンテンツを運営しているネット上でDM印刷・作業・発送が注文できる【セルマーケ】では、郵便はがき(ポストカード)などが広告郵便で発送可能!(デザインによっては利用できない可能性があります。)郵便局への申請は、必要書類を記載するだけであとはまるっとお任せOK。是非コチラより価格をご確認ください。
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区分郵便物割引
区分郵便物割引とは、定形郵便、定形外郵便、ハガキのうちのいずれかで、事前に郵便区番号ごとに区分された郵便物の料金を割り引くサービスです。また、このサービスは商品の告知などを目的としない、広報誌や各種会合の案内、通知書、納品書、請求書などを送る場合におすすめの割引です。ただし、最低2,000通以上を一度に発送することで受けられる割引なので、請求書や納品書を大量発送する必要がある企業や商店などでの利用が多いです。
この割引の基本割引率は以下の通りです。
また、基本割引率をより大きくする方法もあります。
同種の他の郵便物の送達日数に3日程度加算した日数により送達することの承諾をいただいた場合には、割引率が2%アップします。
同時に5万通以上を地域区分局等に差し出される場合は、割引率が1%(定形外郵便物は3%)アップします。同種の他の郵便物の送達日数に7日程度加算した日数により送達することの承諾をいただき、かつ、同時に5万通以上のバーコード付郵便物を地域区分局等に差し出される場合は、最高13%の割引となります。
引用元:日本郵便
この割引の利用条件を表にまとめましたのでご参考ください。
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バーコード付郵便物割引
バーコード付郵便物とは、郵便物をより早く確実に配達するために、郵便物自体にバーコードを付け、機械で処理することを目的として利用される郵便物です。
人の手で処理するのではなく、機械処理となるため日本郵便の作業効率が上がります。そのため、バーコード付郵便物を利用すると割引率が加算されます。お客様に確実に届けたいDMなどを大量発送する際は、こちらを利用してより確実に届け、かつお得に割引が受けられるようにすると良いでしょう。
バーコード付郵便物割引の基本割引率は1,000通以上の場合、3%割引(往復はがきは1.5%)となっています。郵便区内特別郵便物以外の手紙やはがきもこの割引率が適用されます。取り扱い郵便局は集配郵便局および、日本郵便が指定する郵便局となります。
※広告郵便物、区分郵便物の割引を受けている場合には、さらにこの割引率が加算されます。
バーコード付き郵便物の利用条件を下記の表にまとめましたのでご覧ください。
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ゆうパック割引
ゆうパック割引とは、大き目の荷物を発送する際にゆうパックを利用した場合に受けられる割引サービスです。DMなどを発送する場合は、ゆうメールを利用することが多いですが、お客様に商品を届けたりする場合は、ゆうパックを利用することも多いと思いますので、ご参考ください。
ゆうパックの割引サービスは3種類あります。
- 持込割引
- 同一あて先割引
- 複数口割引
- スマホ割り
持込割引は、事業所の郵便窓口に直接郵便物を持ち込むことで利用できる割引です。郵便物1個に対して、120円割引されます。
同一あて先割引は、差出日前1年以内に差し出されたゆうパックで、同一の宛先が記載されているゆうパックのラベルの控えを提出することで、郵便物一個当たり60円割引になります。
※「同一あて先割引」欄に使用済の日付印が押印された依頼主控を再度利用して同一あて先割引の適用を受けることはできません。
※着払とするものは割引の対象となりません。
複数口割引は、宛先が同一の郵便物を2つ以上出すと、一個当たり60円の割引となります。
※着払とするものは割引の対象となりません。
ゆうパックスマホ割りアプリを利用すると1個につき180円割引されます。
郵便局受取割引
発送時、受取場所を郵便局に指定する事で、さらに100円の割引が可能です。
継続利用割引
前月までの1年間に10個以上の発送があった場合は、割引後の運賃から10%割引してくれます。
上記の4種類が、ゆうパックで利用できる割引サービスです。
また、1.持込割引は、2.同一あて先割引、3.複数口割引と併用することが可能ですので、最大で一個当たり180円の割引がきくサービスとなっています。
※同一あて先割引と複数口割引を併用することはできません。
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ゆうパケット
ゆうパケットとは、通販業者様や、ネットオークションなどで商品を発送する際によく利用されるサービスです。料金が全国一律で、365日休まず配達があり、追跡も行えるので、小さめの商品などであれば便利だと言えます。サイズは長辺が最大34cm以内で3辺合計60cm以内、重さ1kg以内、厚さが3cm以内の郵便物に限ります。
料金は、厚さによって下記のように変化します。
1cm以内:250円
2cm以内:310円
3cm以内:360円
DMなどを大量に送るといった利用用途には向きませんが、遠方に商品を送る際などにはお得なサービスとなっているので、おすすめです。
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ゆうメール割引
ゆうメールとは、カタログ冊子やDMを顧客や見込み客に対して発送したい業者向けのサービスです。
サイズや料金、利用条件に関しては別記事に詳しく記載しておりますのでそちらをご参考ください。
≫ゆうメールとは?料金やサイズ、配達日数、普通郵便との違いを解説
また、ゆうメールで割引を受けるには、2つの方法があります。
1つは、日本郵便と直接契約をする方法です。
これはゆうパケットやゆうパックなどのサービスにも言えることですが、基本的に年間一定数以上の郵便物を発送するという条件をクリアすることで契約することができます。しかし、郵便物の内容や個数、企業によって料金や契約する際の個数に差があるため、定められた割引率などはありません。
2つ目は、郵便局へ大量にゆうメールを差し出すことで特約契約を結んでいる発送代行業者を利用する方法です。発送代行業者を利用することで、普通にゆうメールを利用するよりも格安にDMを発送することができます。本コンテンツを運営しているネット上でDM印刷・作業・発送が注文できる【セルマーケ】も郵便局と直接特約契約を結んでいるため、格安でのゆうメール発送が可能です!サービスのひとつである【DM発送ウルトラパック】はDM印刷・作業・発送をまるっとネット上だけで完結できます。
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おわりに
以上、日本郵便のサービス利用時に受けられる割引について解説してきました。
各割引サービスは、郵便物の大きさや用途によって様々です。そのためまずは自社で発送しようとしている郵便物がどのような目的で作成されたのかを正確に把握することが大切です。
広告物であれば広告郵便物割引、請求書などであれば区分郵便物割引というように、大量に郵便物を発送する際は、割引が受けられる可能性が高いので、割引が適用できるかどうか確認をしてお得に荷物を発送しましょう。
また、商品などを発送するのであれば、ゆうパックやゆうパケットを利用することになります。ゆうパックであれば同一あて先割引などが利用できますし、小さい商品であればゆうパケットのほうがお得に発送できる可能性が高いです。
このような部分も考えながら、郵便物の発送を行い、お得な割引を最大限利用して、利益アップを目指してください。
教えて!DM先生 編集部
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