DM(ダイレクトメール)の開封率は?開封率を上げる方法10選
2024.11.18 2022.09.09事例・効果測定
さまざまな企業で活用されているダイレクトメール(以下:DM)。
コロナ禍においても、対面での営業活動に代わりダイレクトメールでアプローチを行う機会も増えたのではないでしょうか。
いまやマーケティング施策の一環として欠かすことのできないものとなっていますが、
「DMって本当に見てもらえるの?」「開封率ってどうしたら上げられるの?」といった疑問も出てくると思います。
この記事では、最新の調査結果や、開封率をUPさせる方法を解説していきます!
(参考:一般社団法人日本ダイレクトメール協会「DMメディア実態調査2023」)
DMの開封率は?
ここで記載する開封率とは、DMの封を開けたり、圧着はがきを剥がして中身を読んだ割合のことを指します。
2023年に発表された一般社団法人日本ダイレクトメール協会(以下:日本DM協会)の調査報告書によると、自分宛てに届いたダイレクトメールの開封率は75.1%と半数を超える結果が出ています。
一方、宛名の記載がないDMに関しては、開封率が26.1%となり、宛名記載の有無が開封率に影響することがわかります。
受け取り手との関係性によっても開封率は変わる?
DMを送るターゲットは、必ずしも顧客とは限りません。新規顧客開拓のために発送するケースももちろんあるかと思います。
では、受け取り手との関係性によって開封率は変わるのでしょうか?
DM協会の報告書では、商品を購入したり、利用した経験のある企業から届くDMの開封率は93%、面識のない企業からのDMは76.3%となり、関係性のある企業からのDMの方が開封されやすいという結果が出ました。
しかし、「試供品の案内・プレゼント」や「特売・セール・キャンペーンの案内」などのDMに関しては、むしろ関係性のない企業からのDMの方が開封率が高いという結果も出ており、内容を工夫することで新規顧客を獲得することも可能ということがわかります。
DMとメルマガの開封率の違い
DMと同様に代表的なダイレクトマーケティングのひとつであるメルマガ。
日常的に目にする機会も多い分、DMよりも開封率が高いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、開封し閲読するという割合は、DMの方が17%高いという結果が出ています。
1週間に届く通数は、DMは30通以上の割合が0.5%、つまりほとんどが30通未満だったのに対し、メルマガの場合52%と多く、低コスト且つ簡単に送ることができる反面、埋もれてしまう可能性も大きいということがうかがえます。
DMの開封率を上げる方法
では、どうしたら開封率を上げることができるのでしょうか?
日本DM協会の調査結果も踏まえ、今回は3つ紹介します!
はがきタイプのDMを送る
DMの形状では、はがきタイプがオススメです。
封を開ける手間なく訴求内容が目に留まるため、封書タイプよりも開封率が高いと言われています。
情報量が少ない場合は郵便はがき、多い場合は圧着はがきやA4など大きなサイズのはがきを選ぶと良いでしょう。
また、往信はがきと返信はがきが一つになった返信はがき付きDMを選ぶと、ユーザーが商品注文や申し込みの手間を省けるためおすすめです。
返信はがき付きDMは、あまりパソコンやスマートフォンを使用しない世代におすすめです。
安心かつ手軽に記入できるはがき上ですべて完結できるため、返信の行動に移しやすいというメリットがあります。
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「開封率は上げたい、でもコストは抑えたい・・・」そんな方にはセルマーケがオススメです!
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お得感のあるオファーをつける
例えば『〇%クーポンプレゼント』といった受け取り手にとってお得感のあるオファーを付けることも効果的です。
マーケティングでのオファーとは、一般的に割引や特典のことをいい、ターゲットユーザーに実行してもらいたいアクションの後押しができるようなオファーをつけると、開封率UPに繋がります。
日本DM協会の調査報告書でも、下記のような結果が出ています。
・購入や利用経験の有無に関わらず、クーポンの案内やプレゼントの情報が記載されているDMは開読率が最も高い
・DMには、クーポンの案内やプレゼントの情報を希望するとの回答が多い
オファーをつけることは、既存顧客のリピートを促すだけでなく、新規顧客開拓の糸口にもなるでしょう。
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適切なペルソナを設定する
DMの開封率を上げるには、「ユーザーはどのような人間であるのか」という属性を事前に決定しておくことが大切です。この戦略は「ペルソナ戦略」とも呼ばれます。
ペルソナはマーケティング戦略としても根付いており、適切なペルソナを設定することでDMの開封率をアップさせた企業も多くあります。
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パーソナライズした内容にする
パーソナライズとは、ターゲットユーザーのプロフィールや嗜好に合わせコンテンツを最適化する手法のことを言います。
日本DM協会の調査報告書にも、パーソナライズされたDMを受け取った65%のうち、54.5%が、一般的なDMと比べ開封・閲読してみたいと回答したと挙げられています。
パーソナライズといっても全てのDMの内容をユーザーごとに変える必要はなく、「お客様限定特別ご招待」と記載する部分を『〇〇様限定特別ご招待』と個人名にするだけでも効果的です。
『〇〇様限定〇%OFF』のようにオファーと組み合わせることもでき、ターゲットや目的をしっかりと定めることでより効果が期待できます。 パーソナライズDMは開封率を上げるだけでなく、”自分だけに”という特別感が顧客ロイヤルティを高めることにも繋がります。
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封筒や便箋を工夫する
顧客がDMを手に取った際、最初に目にするのが封筒や便箋です。
DMを送付しても、ターゲットとなる顧客に開封してもらえなければ意味がありません。
封筒や便箋のデザイン・形・サイズを工夫して、開封してもらえるようなDMを目指しましょう。
「ジッパー加工」「ミシン目加工」などは開封しやすい封筒デザインの代表です。
シンプルな白色ではなく、奇抜な色や柄を封筒・便箋に取り入れてみることも効果的だと言えるでしょう。
開封体験を向上させる
紙の形状を変えて、これまで見たことのない形にすることで開封体験を向上させるという方法もあります。
一般的な長3封筒ではなく、三角形や円形などの特徴的な形を採用したり、異素材を使ったりといった工夫により、「開封したくなるワクワク感」が生まれます。
ほかのDMとの差別化を図ることができ、受け取った顧客に新鮮さを提供できるでしょう。
送付するタイミングを見直す
「DMの開封率が悪い」という場合、一度DMを送付するタイミングを見直してみるのもおすすめです。
適切なタイミングで送付することで開封率を高めることができるでしょう。
たとえば初回購入や初回利用時のタイミングで送付することで、リピーター獲得につなげることができます。
新規顧客へアプローチをかける場合は、季節行事やイベントに合わせた内容の商材を提供することで、「今、ちょうどこれを求めていた!」と顧客のニーズを満たすことができるでしょう。
ノベルティやサンプルを同封する
DMにノベルティやサンプルを同封することも、DMの開封率を高める方法として有効です。
日常使用できるアイテムや消耗グッズ、企業オリジナルグッズなどを添えて送付することで、顧客の興味関心を引きやすくなるでしょう。
便利なノベルティ・サンプルを同封することで、その後の顧客の行動換気につながることもあります。
送付後に効果測定を行う
DM送付後に効果測定を行うことで、DM内容の改善に役立ちます。
DMに「QRコード」や「専用URL」などを記載しておくことで、集計に手間や時間をかけることなくスムーズに行動喚起率も測定することができます。
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DMの開封率を上げるには手書きDMの送付もおすすめ!
DMの開封率を高めるには、上記の方法に加えて送付するDMを手書きで作成する方法も効果的です。続いては手書きDMの送付をおすすめする理由についてご紹介します。
顧客の印象に残りやすい
手書きのDMを送付する場合、「手に取った顧客がどのような反応をするか」「どのような文章であれば喜んでもらえるか」など試行錯誤することかと思います。
さまざまなことを考えながら手書きでDMを作成することで、顧客に思いが伝わりやすく、企業や担当者の人柄やサービス・商品の内容について思い出すきっかけを与えることができるでしょう。
特別感を演出できる
DMを手書きすることで、特別感を演出できます。
宛名も書面も活字印刷であるDMが多いため、あえて宛名や書面を手書きにすることで受け取った顧客は特別な印象を持つことでしょう。
DMの開封率をアップさせることに加え、内容までしっかりと目を通してもらえる可能性は十分にあると言えます。
「DMを手書きする」という工夫により、顧客は特別感・満足感を得られるはずです。
他社のDMと差別化できる
ほとんどの企業が大量に印刷したDMを一斉に発送するという方法をとっています。
同じような方法でDMを送付していては、他の企業と似たり寄ったりとなり顧客の興味関心を引くことが難しいと言えます。
「自分のために手書きで送ってくれた」「自分へのメッセージが綴られている」という経験は顧客の印象に深く残りやすく、企業や担当者へのイメージアップにつながるでしょう。
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おわりに
この記事では、最新の調査結果をもとに開封率を上げる方法などをご紹介しました。
DMの開封率を上げるために、さまざまなアプローチを仕掛けていきましょう。
今後DM発送を企画される際には、ぜひ上記ポイントを押さえ制作してみてください!
DMが完成したら・・・
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三輪姫乃
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