クリックポストとは?料金や発送方法、ゆうメールとの違いを解説
2024.11.18 2023.09.25郵便サービス『クリックポスト』は、 全国一律185円(税込)で送れる郵便局のサービスのひとつです。メルカリやヤフオクなどのフリマ・ネットオークションを利用する方にとって、とても便利なサービスとなっています。 本記事では、クリックポストの基本情報やメリット・デメリット、ゆうメールとの違いなどをご紹介していきます。
※20㉔年8月時点の情報となります。最新情報は郵便局公式サイトよりご確認ください。
目次
クリックポストとは?
クリックポストは、日本郵便が2014年から始めた発送サービスです。このサービスは、小型の荷物を全国一律料金で送ることができ、主に軽量な書類や小物の発送に利用されています。
まずは、クリックポストの基本のサービス内容ついて解説します。
規格サイズ
- 長辺:14~34cm
- 短辺:9~25cm
- 厚さ:3cm以内
- 重量:1kg以内
郵便はがき~角2封筒程の大きさまでが規定サイズです。指定の専用箱はありません。郵便局の他サービス「ゆうパケット」と規格が似ているので、コンビニ(ローソン)で売られている「ゆうパケット」の箱や、100均などで売られている薄型の段ボールも使用できます。
>💡規定サイズを超えている場合は、差出人に返還されます。
料金
- 全国一律185円(税込)
現金での支払いは不可です。Yahoo!ウォレットに登録済みのクレジットカード or Paypayでの支払いか、Amazon Pay払いのみとなります。
>💡2023年6月から、Yahoo!ウォレット「PayPay」での決済が利用できるようになりました!
送れるもの・送れないもの
クリックポストで送れるもの・送れないものは下記の通りです。
送れるもの
クリックポストは、日本郵便が提供するインターネットを活用した配送サービスで、主に小型で軽量な荷物の配送に適しています。
- 衣料品:Tシャツや小型の衣類
- サプリメント:ボトルやパウチに入ったもの
- CD/DVD:音楽や映像のディスク
- 雑誌/コミック:薄い冊子や本
- スマホケース などの商品:軽量で小型なアクセサリー
などの商品
>💡小さい商品を送りたいフリマやオークションの出品者、ECショップの方にうってつけの仕様です。
送れないもの
クリックポストには、送れないものもいくつか存在します。
これらの制限は、安全性や法的な規制に基づいて設定されています。
- 現金:法律により現金の郵送は禁止されています。
- 信書:手紙や請求書などの個人間の通信を含む文書は送れません。
- 貴金属等の貴重品及び爆発物・毒劇物等の危険物:高価なものや危険なものは送ることができません。
これらの制限を理解した上でクリックポストを正しく利用することで、安全かつ効率的に小型の荷物を送ることができます。
もし送るものがこの制限を超えてしまう場合は、他の配送方法を検討する必要があります。
クリックポストの発送方法
では、実際にクリックポストの利用登録から差し出しまでの流れを解説します。
利用登録
まず、クリックポストを利用するには、3つの登録が必要です。
- 郵便局サイトでの利用者情報登録(初回のみ / 無料)
- Yahoo! JAPAN ID またはAmazonアカウントの登録
- Yahoo!ウォレット(クレジットカード払い or Paypay払い)またはAmazon Pay(クレジットカード払い)の利用登録
>💡登録は必要ですが、始めるときに1度登録するだけなので簡単に利用開始することができます!
送り先・内容品の入力と支払い手続き
会員登録が完了したら、クリックポストのマイページからラベル情報を入力します。前述した通り、クリックポストのラベルは手書きではなく、PCかスマホで入力した情報を指定のフォーマットに印刷する仕様です。印刷する情報を間違えてしまった場合は、クリックポストのマイページの入力からやり直す必要があるので慎重に行いましょう。
入力後は、Yahoo!ウォレットもしくはAmazon Payでの支払い手続きの設定を行います。
ラベルの印刷
支払い手続きが完了すると、PDF形式で発送ラベルがダウンロードできるようになります。このクリックポストの宛名ラベルは自宅で印刷が可能です。印刷したラベルは切り取って、荷物の外側にしっかりと貼り付けます。梱包した荷物の分かりやすいところにラベルを貼り付けましょう。
>💡宛名ラベルはコンビニでも印刷が可能です。(別途印刷費がかかります)
差し出し
梱包とラベル貼りが完了したら、残すは発送のみです。差出は、街中の郵便ポストまたは郵便窓口どちらでも大丈夫です。
ちなみに、運賃の決済処理は”郵便局での引き受け処理がされた時点”です。ラベル出力時には決済処理されている訳ではないので、安心してラベル作成ができます。また、ラベルは出力してから7日間のみ有効となるので、荷物の準備が完了したら早めに差出を行いましょう。
クリックポストとゆうメールの違い
クリックポストとゆうメールの違いについて項目別にご紹介します。
サイズ・重量
サイズや重量に関して、クリックポストとゆうメールに違いはありません。長辺が3cm以内、短辺が25cm以内、厚さは3cm以内となっており、重量は1kgまで送ることができます。サイズは、最大でA4サイズのものが入る大きさをイメージするとわかりやすいでしょう。
料金
クリックポストの料金に関しては、 一律185円(税込)となっています。クリックポストの料金は固定で、どこに送っても同じ料金です。
支払い方法には、クレジットカードやデビットカードが利用でき、オンラインで手続きが完了します。支払いは、クリックポストのウェブサイト上で事前に行い、発送ラベルを印刷して荷物に貼り付ける形式です。
一方、ゆうメールの料金に関しては、送付する荷物の重量によって異なるため、事前に料金を確認する必要があります。例えば、150gまでであれば180円(税込)、250gまでの荷物なら215円(税込)の送料がかかります。
送れるもの
クリックポストで送れるものは、小型の荷物や文書・衣料品・サプリメント・CD/DVD・雑誌やコミック・スマホケースなどです。
クリックポストは、主に小型で軽量な商品の配送に適しており、とくにフリマアプリやオークションの出品者、ECショップを展開されている方に便利です。
ただし、現金や信書、貴金属・危険物などは送れません。
一方、ゆうメールで送れるものは、冊子・カタログ・会報・マニュアル・コイル状のカレンダー・CD/DVDなどの電磁的記録媒体などで、クリックポストとは対照的にECショップ等の通販商品は送ることができません。
ゆうメールの利用は、印刷物や電磁的記録媒体に限られており、一般的には冊子やカタログなどが主な対象です。紙の束や信書・食品・玩具なども送れません。
配達日数
クリックポストの配達日数としては、土日・祝日も配達を行い、概ね差出日の翌日から翌々日には届くとされています。
ただし、お届け先が遠方や離島などの一部地域の場合、さらに数日かかることがあります。また、差出時刻によっても配達日数が変動することがあります。
一方、ゆうメールの配達日数は、通常平日のみの配達で、比較的近い地域には翌々日、遠方地域には3日程度で届くことが多いです。土日祝日の配達は基本的に行われていません。急ぎの配送が必要な場合には、速達や他の郵便サービスを利用する必要があります。
オプションサービス
クリックポストには、追加のオプションサービスは提供されていません。速達や日時指定といったサービスはなく、標準の配送のみとなります。追跡サービスは利用可能で、配送状況をオンラインで確認することができます。
一方、ゆうメールには、速達や配達日指定などのオプションサービスがあります。速達を利用することで、通常の配達日数よりも早く届けることが可能です。また、配達日指定では希望する配達日を指定でき、土日祝日の配達も依頼することができます。
さらに、書留サービスを利用すれば、対面での受け渡しや補償も受けることができます。なお、オプションサービスの利用には一定の料金がかかります。
ダイレクトメール(DM)やリーフレットを送りたいときは・・・
【セルマーケ】では、DMの印刷・作業・発送がWEBで注文できる上、業界最安級の価格で送れるので、通常の発送の場合におすすめしています。
封書DMの印刷から発送まで @67.3円(税別)/部 ~! 商品一覧はこちら>>
仕様と用紙選択・発送通数を入力して、価格をチェックしてみてくださいね!
クリックポストを利用するメリット
クリックポストのメリット・デメリットおよび利用条件は下記の通りです。
個人でも利用できる
クリックポストの最大の魅力の一つは、個人でも手軽に利用できることです。
とくにフリマアプリやオークションの出品者、オンラインショップの運営者など、小規模な取引や販売を行っている方にとっては、非常に便利なサービスだと言えるでしょう。クリックポストは特別な契約や法人登録が不要で、インターネットから簡単に利用を始めることができます。
郵便局窓口・郵便ポストのどちらからでも投函可能
クリックポストのもう一つの大きな利点は、発送方法が柔軟である点です。
クリックポストでは、郵便局の窓口に持ち込むだけでなく、近くの郵便ポストに投函することも可能です。郵便ポストに投函できるため郵便局の営業時間に縛られることなく、自分の都合に合わせて荷物を発送できます。
持ち戻りが少ない追跡サービスがついている
クリックポストには、荷物の追跡サービスが付いています。
これにより、荷物がどこにあるのか、配達状況をオンラインで確認することができます。追跡サービスが提供されることで、配送の進捗状況をリアルタイムで把握できるため、万が一のトラブルや遅延があった場合でも迅速に対応できます。
ラベルの手書きが必要ない
クリックポストを利用する際のもう一つの大きな利点は、ラベルを手書きする必要がないことです。
クリックポストでは発送手続きがウェブサイト上で完結し、支払いもオンラインで行うことができます。手続きが完了すると、郵便局が発行したラベルを自宅のプリンターで簡単に印刷することができます。
>💡宛名ラベルはコンビニでも印刷が可能です。(別途印刷費がかかります)
クリックポストを利用するデメリット
クリックポストのデメリットは下記の通りです。
出力したラベルは手書き修正できない
クリックポストのラベルは、オンラインで生成され、印刷したものをそのまま使用する必要があります。
一度印刷したラベルに誤りがある場合、手書きでの修正はできず、再度正しいラベルを印刷し直す必要があります。これにより、手間や時間が増えることがあります。
配送中に事故が起きても内容品の損害賠償がない
クリックポストには、配送中の事故や破損に対する損害賠償がありません。
もし荷物が紛失したり、損傷したりした場合でも、内容品の損害について補償がないため、貴重品や重要な荷物の配送には適さないかもしれません。
利用登録を行う必要がある
クリックポストを利用するには、事前に利用登録が必要です。
この手続きはオンラインで行うことができますが、利用登録を完了するまでの手間がかかります。登録後は専用のツールを使用して発送手続きが行えますが、初めての利用者には少し複雑に感じることがあるでしょう。
クリックポストの類似サービス
クリックポストと似ているサービスと違いを解説します。
日本郵便の「レターパックライト」
- 長辺:34cm ※専用ケースの購入が必須
- 短辺:24.8cm
- 厚さ:3cm以内
- 重量:4kg以内
- 料金:全国一律430円(税込)
クリックポストの2倍の費用がかかるレターパックライトですが、特出すべきポイントは”信書が送れる”・”4kgまで対応可能”という点です。専用のケースを430円で購入するので、梱包資材を別で購入する必要があるクリックポストより準備が楽になります。宛名ラベルは、一般的なシールに印刷し貼付するか、手書きで対応するか選べます。利用時の登録も不要なので、最も手間なく送れる手段のひとつです。
ヤマト運輸の「クロネコゆうパケット」
- 長辺:34cm以内
- 短辺:25cm以内
- 厚さ:3cm
- 重量:1kgまで
- 料金:全国一律 最大360円(税込)
ヤマト運輸が荷物を預かり、日本郵便の引受地域区分局に差し出し、日本郵便の配送網で届けられるサービスです。
日本郵便の「ゆうパケット」
- 長辺:34cm以内 ※3辺合計60cm以内
- 短辺:―
- 厚さ:3cm以内
- 重量:1kg以内
- 料金:厚さ1cm以内 = 250円/厚さ2cm以内 = 310円/厚さ3cm以内 = 360円
クリックポストと比較すると、サイズや重量などはほぼ同じですが、料金体系が異なります。安く送りたいのであればクリックポストの利用をオススメしますが、ゆうパケットでは”着払い”が利用可能です。また、現金・切手・クレジットカードや電子マネーでの支払いができるので、クリックポストほど制限されていないのも特徴です。宛名ラベルは専用のものがあるので、郵便局に取りに行き、手書き対応する必要があります。(ラベルは無料です)
DMの発送はゆうメールの利用がおすすめ
DMのようなまとまった件数を発送する場合には、クリックポストよりもゆうメールの利用が適しています。
クリックポストは主にフリマアプリやネットオークションで利用されるため、DMなどの大量発送には向いていません。ゆうメールは、DMのような大量の印刷物を効率的に送るのに最適なサービスです。
当社ディーエムソリューションズでは、ダイレクトメールの印刷から発送までをWEBで注文・完結できる「セルマーケ 」を運営しております。セルマーケではポストカードやA4大判はがきなど、さまざまなサービスを提供しております。
おわりに
本記事では、クリックポストについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?初回の登録さえしてしまえば、簡単に・安く利用することができるサービスです。本記事を参考に、商品の発送の際には是非ご利用ください。
また、商品以外の通常のDMの発送なら…
印刷~発送まで注文できるWEB完結型サービス【セルマーケ】をおすすめしています◎
詳細についてはDM発送ウルトラパックのページでご紹介しておりますので、DMの印刷や発送をご検討中の方はお気軽にご相談ください。
オンラインでのご相談も受け付けております。お問合せフォームはコチラ≫
※セルマーケにはない仕様で数百通以上まとめて発送したい!というご相談も、お気軽にこちらからご相談ください。
竹内 祥子
最新記事 by 竹内 祥子 (全て見る)
- 日本郵便のゆうメールが増加傾向!クロネコDM便廃止による影響か? - 2024年6月12日
- DM発送代行会社とは?依頼できる内容や業者選定のポイント - 2024年6月6日
- ペルソナとは?適切に設定してDMの反応率をアップさせよう! - 2024年5月31日