クリックポストとは?規格や料金などの特徴を徹底解説!
2023.09.25ダイレクトメール , DMの発送
作者:J_News_photo/stock.adobe.com
『クリックポスト』は、 全国一律185円(税込)で送れる郵便局のサービスのひとつです。メルカリやヤフオクなどのフリマ・ネットオークションを利用する方にとって、とても便利なサービスとなっています。 本記事では、クリックポストの基本情報・メリットデメリット・利用方法・類似サービスはあるのか?についてを徹底解説します!
※2023年9月時点の情報となります。最新情報は郵便局公式サイトよりご確認ください。
目次
クリックポストの基本情報
クリックポストは、日本郵便が2014年から始めた発送サービスです。まずは、クリックポストの基本のサービス内容ついて解説します。
規格サイズや料金

引用元:日本郵便公式サイト
まずは、規定サイズと料金について記載します。
規格サイズ
- 長辺:14~34cm
- 短辺:9~25cm
- 厚さ:3cm以内
- 重量:1kg以内
郵便はがき~角2封筒程の大きさまでが規定サイズです。指定の専用箱はありません。郵便局の他サービス「ゆうパケット」と規格が似ているので、コンビニ(ローソン)で売られている「ゆうパケット」の箱や、100均などで売られている薄型の段ボールも使用できます。
>💡規定サイズを超えている場合は、差出人に返還されます。
料金
- 全国一律185円(税込)
現金での支払いは不可です。Yahoo!ウォレットに登録済みのクレジットカード or Paypayでの支払いか、Amazon Pay払いのみとなります。
>💡2023年6月から、Yahoo!ウォレット「PayPay」での決済が利用できるようになりました!
送れるもの・送れないもの
クリックポストで送れるもの・送れないものは下記の通りです。
送れるもの
- 衣料品
- サプリメント
- CD/DVD
- 雑誌/コミック
- スマホケース などの商品
>💡小さい商品を送りたいフリマやオークションの出品者、ECショップの方にうってつけの仕様です。
送れないもの
- 現金
- 信書
- 貴金属等の貴重品及び爆発物・毒劇物等の危険物
利用するメリット・デメリットと利用条件
クリックポストのメリット・デメリットおよび利用条件は下記の通りです。
メリット
- 個人でも利用できる
- クリックポストは郵便局窓口・郵便ポストのどちらからでも投函可能
- お届けはポスト投函なので、持ち戻りが少ない追跡サービスがついている
- ラベルの手書きが不要で、自宅のPC or スマホでラベル印字内容が設定できる
>💡宛名ラベルはコンビニでも印刷が可能です。(別途印刷費がかかります)
デメリット
- 出力したラベルは手書き修正できないので、出し直しが必要
- 配送中の事故が起きても内容品の損害賠償がない
- 利用登録を行う必要がある(利用条件は下記に詳細を記載します)
配達日数やオプションについて
クリックポストの配達日数や、オプションの有無について解説します。
いつ配達される?

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クリックポストは、土日・祝日の配達も行っており、概ね差出日の翌日から翌々日には届くとされています。
※お届け先が遠方の場合、離島等の一部地域の場合等は更に数日要する場合があります。また、差出時刻によっても異なる場合があります。
日時指定やオプションは?
日時指定
クリックポストは日時指定することができません。
速達などのオプション
クリックポストにはオプションを付けることはできません。
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仕様と用紙選択・発送通数を入力して、価格をチェックしてみてくださいね!
クリックポストの利用の流れ
では、実際にクリックポストの利用登録から差し出しまでの流れを解説します。
利用登録
まず、クリックポストを利用するには、3つの登録が必要です。
- 郵便局サイトでの利用者情報登録(初回のみ / 無料)
- Yahoo! JAPAN ID またはAmazonアカウントの登録
- Yahoo!ウォレット(クレジットカード払い or Paypay払い)またはAmazon Pay(クレジットカード払い)の利用登録
>💡登録は必要ですが、始めるときに1度登録するだけなので簡単に利用開始することができます!
送り先・内容品の入力と支払い手続き
会員登録が完了したら、クリックポストのマイページからラベル情報を入力します。前述した通り、クリックポストのラベルは手書きではなく、PCかスマホで入力した情報を指定のフォーマットに印刷する仕様です。印刷する情報を間違えてしまった場合は、クリックポストのマイページの入力からやり直す必要があるので慎重に行いましょう。
入力後は、Yahoo!ウォレットもしくはAmazon Payでの支払い手続きの設定を行います。
ラベルの印刷
クリックポストの宛名ラベルは自宅で印刷が可能です。梱包した荷物の分かりやすいところにラベルを貼り付けましょう。
>💡宛名ラベルはコンビニでも印刷が可能です。(別途印刷費がかかります)
差し出し
梱包とラベル貼りが完了したら、残すは発送のみです。差出は、街中の郵便ポストまたは郵便窓口どちらでも大丈夫です。
ちなみに、運賃の決済処理は”郵便局での引き受け処理がされた時点”です。ラベル出力時には決済処理されている訳ではないので、安心してラベル作成ができます。また、ラベルは出力してから7日間のみ有効となるので、荷物の準備が完了したら早めに差出を行いましょう。
類似サービス
クリックポストと似ているサービスと違いを解説します。
日本郵便の「レターパックライト」
- 長辺:34cm ※専用ケースの購入が必須
- 短辺:24.8cm
- 厚さ:3cm以内
- 重量:4kg以内
- 料金:全国一律370円(税込)
クリックポストの2倍の費用がかかるレターパックライトですが、特出すべきポイントは”信書が送れる”・”4kgまで対応可能”という点です。専用のケースを370円で購入するので、梱包資材を別で購入する必要があるクリックポストより準備が楽になります。宛名ラベルは、一般的なシールに印刷し貼付するか、手書きで対応するか選べます。利用時の登録も不要なので、最も手間なく送れる手段のひとつです。
ヤマト運輸の「ネコポス」
- 長辺:31.2cm以内
- 短辺:22.8cm以内
- 厚さ:2.5cm ※一部フリマ等で利用する場合は3cmまで可能
- 重量:1kgまで
- 料金:全国一律 最大385円 ※数量などによって異なる
年間の数量を基に料金が決定するサービスなので、発送が多い場合にはクリックポストと同等もしくはより安価で利用できます。※ヤマト運輸と日本郵便の協業により、2023年10月より順次終了し、日本郵便の「ゆうパケット」を活用した「クロネコゆうパケット(仮)」になります。
▶ヤマト運輸公式HP リュースリリース
日本郵便の「ゆうパケット」
- 長辺:34cm以内 ※3辺合計60cm以内
- 短辺:―
- 厚さ:3cm以内
- 重量:1kg以内
- 料金:厚さ1cm以内 = 250円/厚さ2cm以内 = 310円/厚さ3cm以内 = 360円
クリックポストと比較すると、サイズや重量などはほぼ同じですが、料金体系が異なります。安く送りたいのであればクリックポストの利用をオススメしますが、ゆうパケットでは”着払い”が利用可能です。また、現金・切手・クレジットカードや電子マネーでの支払いができるので、クリックポストほど制限されていないのも特徴です。宛名ラベルは専用のものがあるので、郵便局に取りに行き、手書き対応する必要があります。(ラベルは無料です)
おわりに
クリックポストについて解説しました。いかがでしたでしょうか。初回の登録さえしてしまえば、簡単に・安く利用することができるサービスです。本記事を参考に、商品の発送の際には是非ご利用ください。
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竹内 祥子

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