「郵便」は何日で届く?いつ届く?各サービスの配達日数を解説
2024.10.11 2023.09.19郵便サービス郵便って一体いつ届くの?届くまでに何日くらいかかるの?日頃なんとなく使っていても実のところよく分かっていない方も多いと思います。この記事ではDM業界歴10年以上のベテラン営業マンが、最近いろいろ変更されている日本郵便各サービスの配達日数事情について詳しく説明していきたいと思います。
※この記事は2024年1月現在の内容になります。最新情報は日本郵便公式サイトからご確認ください。
目次
各郵便サービスの配達日数
一般的に最も多く利用されている普通郵便からあまり知られていないサービスまで、それぞれのサービスにかかる配達日数について紹介していきます。2021年10月以降、土曜日の配達が廃止されたのに付随して配達日数も変わっている為、ぜひ確認してみてください。
「普通郵便」の配達日数
最も使われている普通郵便では、近郊地域は「2日後」配達、遠方地域は「3日後」配達が平均的な配達日数となっています。ただし、道路状況や気候状況によっては配達まで1週間~10日間程度かかってしまう場合も大いにあります。
普通郵便は、2021年10月から翌日配達も廃止されており、現在は最短でも翌々日からの配達となります。
差出日 | 近郊地域着 | 遠方地域着 |
月 → | 水 | 木 |
火 → | 木 | 金 |
水 → | 金 | 月 |
木 → | 月 | 月 |
金 → | 月 | 火 |
土 → | 火 | 火 |
日 → | 火 | 水 |
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「速達」の配達日数
速達のオプションを付けた場合、一部離島を除いて基本的に「翌日」には配達されます。
普通郵便であれば朝までに配達局に届いた郵便物だけが当日の配達対象になりますが、”速達”が付いているものは、当日15時までに配達局に届けばその日中に配達される仕組みになっています。そして”速達”というサービスの名の通り受取人に速く届ける為に、土日祝日や年末年始などの大型連休なども関係なく配達が行われています。早く届けたい場合に有効な手段ですね。
「書留」の配達日数
書留や簡易書留のオプションを付けた場合、基本的に「翌日~翌々日」には配達されます。
速達扱いではありませんが、こちらも土日祝日や大型連休も関係なく配達を行っている為、普通郵便よりは比較的早く配達されていくイメージです。書留と速達のオプションを同時に適用させることもできるので、大切な書類を早く送りたい!という時は両方使うのもアリです。
書留は受取人に直接手渡しで配達される為、不在で配達できなかった場合は受取人が当日17時までに再配達希望の連絡をすれば、21時まで再配達を依頼することができます。
「レターパック」の配達日数
レターパックは、基本的に「翌日」には配達されます。
※ただし、レターパックプラス(対面配達)とレターパックライト(ポスト配達)では若干配達までの誤差があるようです。
レターパックは速達と同じ速さで配達され、投函後の追跡確認まで可能です。また、レターパックの厚紙封筒はコンビニなどで1枚単位で購入することができるので、皆さんにとって身近に利用できるサービスかと思います。
「スマートレター」の配達日数
スマートレターでは、近郊地域は「2日後」配達、遠方地域は「3日後」配達が平均的な配達日数となっており、普通郵便と同様となります。
レターパック同様にコンビニなどで専用の厚紙封筒を購入して送ることができますが、サイズがA5で小さめなことと、追跡確認はできず、配達日数も普通郵便と変わらない為、なかなか使われる場面が無く知られていないサービスだと思います。1㎏まで180円一律で送れるので重さがある場合は、実は普通郵便より断然安く送ることができます。
「ゆうパック」の配達日数
ゆうパックでは、指定をしない場合は「翌日~翌々日」には配達されます。
別途日時指定が可能で、差出の翌日以降10日間の中で希望する時間帯を指定することができます。
配達指定可能な時間帯 | 午前中/12-14時/16-18時/18-20時/19-21時/20-21時 |
※2024年10月1日より、配達員の業務負荷を軽減するため「20-21時」配達指定枠が廃止されます。
このサービスはヤマト運輸や佐川急便がやっている宅配便サービスの日本郵便バージョンという立ち位置になります。日本郵便なので他の運送会社が持っていない転居先への転送サービスもあるのがポイントです。
「ゆうパケット」の配達日数
ゆうパケットは、おおむね差出日の「翌日~翌々日」に配達されます。 遠方地域や離島など一部地域の場合などは別途数日~1週間程度かかります。
ゆうパックよりも小さい荷物に特化したサービスです。受け渡しは郵便受けへの投函となり、荷物の厚さ毎に料金が一律設定されている為、ゆうパックのように配達先のエリアで料金が変動することもありません。
「ゆうメール」の配達日数
ゆうメールは、近郊地域は「2日後」配達、遠方地域は「3日後」配達が平均的な配達日数となっており、土日祝日の配達が無いという点も普通郵便と同様です。道路状況や気候状況によっては配達まで1週間~10日間程度かかる場合もあります。オプションで速達や書留を付けることもできます。
ゆうメールは、冊子とした印刷物および電磁記録媒体の発送が可能です。信書に該当せず、重さが100g以上~1㎏であれば普通郵便より安く送れます。ただし、ゆうメールは普通郵便と比べて、信書は送れない・ゆうメール表記が必要…等と明確な違いがある為、区別して利用する必要があります。
日本郵便各サービスの配達日数を具体的に調べる
今まで紹介してきた各サービスの具体的な配達日数を調べたい場合は、日本郵便公式サイト「お届け日数を調べる」ページからご確認いただけます。最新情報が発表されている可能性もある為、着日が重要な発送を考えている方は事前に確認しましょう。
要注意!土日祝日や大型連休など、郵便局も配達をしない日がある
実は郵便局もサービスによっては毎日配達をしてくれているわけではありません。ここでは、配達が行われない曜日や時期と該当するサービスを紹介します。配達をしていない大型連休等の前後に、郵便物を出そうと考えている場合は、お客さんや届け先に「いつまでに届けたいのか」を逆算して事前に投函する必要がありますね。
配達休止①土日祝日
もともと日祝は配達を行っていませんでしたが、2021年10月から土曜日の配達も廃止されています。これにより木曜日・金曜日に差し出した郵便物は最短でも翌週月曜日以降の配達に変更されています。ゴールディンウィーク等の大型連休も祝日が続いている為、その前後で郵便物を出す場合には注意が必要ですね。
土日祝日に配達していない郵便サービス | ・普通郵便 ・特定記録郵便 ・スマートレター ・ゆうメール |
配達休止②年末年始
年末年始については、土日祝に加えてお正月の三が日が平日の場合でも配達休止をする場合も多いので、毎年のカレンダーに合わせて日本郵便が配達スケジュールを発表しています。年末年始は年賀状があるので郵便局はこの時期が1年を通して忙しさのピークです。年末年始に大事な郵便物を送る場合は気を付けましょう。逆に書留などのオプションやレターパック等のサービスを利用することで、年末年始も関係なく郵便物を届けることができます!
年末年始に配達休止日がある郵便サービス | ・普通郵便 ・特定記録郵便 ・スマートレター ・ゆうメール |
配達休止③台風、雪、地震などの天災
例外にはなりますが、例年起こる台風や大雨・大雪などの天災により道路状況が悪くなったり交通が遮断されたりすると、日本郵便が公表している配達日数では届かなくなります。災害に関してはもう仕方ない…としか言えませんが、特に台風や大雪は真夏や真冬など季節が限定されているので、配達が遅れたら困る!という場合はそのような時期を避けて送るというのも工夫の1つですね。
【2,000通以上同時差し出しする方へ】
配達日数に追加猶予を承諾すると割引が受けられる⁉
日本郵便のサービス毎の配達日数について紹介してきましたが、「普通郵便」且つ一定の条件を満たしており、配達日数に猶予をもたせることを承諾すると受けられる割引があるのは皆さん知っていますか?
一定の条件というのは、一度に発送する通数や郵便局へ差し出す際の仕様などを差しますが、これらをクリアできれば1通当たりの郵送費用が大幅に安くなるのです。その為、ダイレクトメールやご案内などを大量に送る機会がある場合には要チェックです!
通常の送達日数に+3日程度の猶予を承諾すると受けられる割引
第一種郵便物・第二種郵便物の場合、「区分割引」という割引制度を使って下記のような条件が適用できれば郵便料金に対して5%~割引が受けられます。
条件例 | ‐同時差出通数2,000通以上であること ‐受取人の住所または居所の郵便番号ごとに区分して差し出すこと ‐配達に通常送達日数+3日程度の余裕を承諾すること |
通常の送達日数に+7日程度の猶予を承諾すると受けられる割引
第一種郵便物・第二種郵便物の場合、「区分割引」という割引制度を使って下記のような条件が適用できれば郵便料金に対して9%~割引が受けられます。
条件例 | ‐同時差出通数50,000通以上であること ‐受取人の住所または居所の郵便番号ごとに区分して差し出すこと ‐配達に通常送達日数+7日程度の余裕を承諾すること |
🔍あわせて読みたい!
≫区分郵便物(郵便番号区分・バルク区分)とは?割引率と区分結束について
これらの割引は、ダイレクトメールや定期刊行物等のまとまった発送がある場合によく利用されますが、郵便局へ差し出す際の区分作業などは、初心者には難しく実際にやると非常に面倒な作業になります。
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おわりに
各郵便サービスの配達日数や配達日数を承諾することで受けられる割引について紹介してきました。
よく使っている郵便でも実際にいつ届くのか気になりますよね。送る物の内容によって、本記事で紹介した日本郵便のサービスを使い分けることをおすすめします。
日本郵便には他にも「ゆうメール」というメール便サービスもありますので、併せてご確認ください。
≫ゆうメールとは?料金やサイズ、配達日数、普通郵便との違いを解説
また、何か送りたい時に使えるのは日本郵便だけではありません。
その他の運送会社の比較やまとまった発送物の作業~発送まで依頼できるDM発送代行業者の記事もありますので、併せてご確認いただけると嬉しいです。
≫日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便・西濃運輸のDM配送の特徴を徹底比較!
≫東京の安いDM発送代行業者を比較!おすすめのDM発送代行はココ!
小山咲
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