今更聞けない!DM発送で準備するもの・発送の手順とは?

2024.04.30 2023.10.23ダイレクトメール
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ダイレクトマーケティングのひとつである『ダイレクトメール(以下:DM)
SNSやメールなどのデジタルコンテンツが流行している現代ですが、あえてアナログであるDM発送を始める企業も増えています。DMは、ある程度のコストはかかりますが、記憶にも手元にも残せる唯一のマーケティング手法なのです。

初めてDM発送を行う場合、「費用は掛けられないから自分たちでやってみよう!」と思われる方も多いのではないでしょうか?DMって昔ながらのマーケティング手法ですが、どういう手順で進行したらいいのかイマイチ分からないですよね・・・。本記事では、発送のプロが「DM発送を行う場合に準備すべきもの」と「発送の手順」を分かりやすく解説します。是非ご覧ください。

【事前準備】DM発送する前に・・・

DM発送する前に、決めておくべきことを以下に記載します。

企画を考える

DM発送を行うにあたって、どういった企画を行うのかを考えましょう。セミナー・セールやイベント等、どういった内容をDMに盛り込むのか、方向性をまとめるとよいでしょう。

本コンテンツでは、業界別のオススメ企画アイデアを別記事にて取り上げています。そちらの記事も是非ご参考ください。
≫【例文・デザイン例あり!】化粧品業界での効果的なDM作成方法
≫【例文・デザイン例あり!】アパレル業界での効果的なDM作成方法
≫【例文・デザイン例あり!】保険業界での効果的なDM作成方法
≫【例文・デザイン例あり!】宿泊業界(ホテル・旅館)の効果的なDM作成方法
≫【例文・デザイン例あり!】学習塾・予備校業界での効果的なDM作成方法
≫【例文・デザイン例あり!】IT・通信業界の効果的なDMの作成方法
≫【例文・デザイン例あり!】美容室・ネイルサロンDMの効果的な作成方法
≫【例文・デザイン例あり!】通信販売(EC)業界での効果的なDM作成方法

送付ターゲットを考える

作者NOBU:takasu/stock.adobe.com

新規顧客や既存顧客、休眠顧客など様々なターゲットがあります。

実は、「送付ターゲットを考える」作業がDM発送において一番重要なポイントです!詳しい内容は別記事にて取り上げていますので、そちらの記事も是非ご参考ください。
≫実はリストが1番重要?DMで成功するためのリスト作成と利用方法について

発送時期を考える

イベント(オンライン・オフラインどちらも)が行われる場合、遅くともイベント開催1か月前にはDMが届いているようにしましょう。DMの到着がイベント日の1週間前だと、別の予定が入っていてイベントに参加できない人が続出する可能性があります。

各ターゲット別のベストな発送時期に関しては別記事にて取り上げていますので、そちらの記事も是非ご参考ください。
≫DMの発送タイミングを変えるだけで開封率・反響率は上がる?

DM発送で準備するもの

続いて、DM発送する際に準備・手配が必要なものを以下にまとめました。

デザイン制作

デザイン制作は以下3つの方法があります。

社内のクリエイティブ担当に依頼する

企画の段階から打合せに参加してもらいましょう。DMの意義や方向性などを理解してもらいやすく、発送までのスケジュールが組みやすいです。

外注する

依頼の相談から打合せ・デザイン完成までは短くても2週間、デザイン修正の回数が多ければ1~2か月程度必要になります。また、制作前に「修正回数は〇回まで」が決まっているのが一般的です。想定回数よりも多くなると金額が高くなったり、スケジュールが後ろ倒しになるので注意してください。

自分でつくる

クリエイティブ担当の手が空いていない・社内にクリエイティブ担当がいない・外注できるほどスケジュールや予算に余裕がない場合もあるかと思います。

こういった場合は、デザイン制作ツール『Canva』の利用をオススメします!無料プランへの会員登録でも非常に多くのテンプレートが利用できるので、簡単にオシャレなDMデザインが作れますよ。
別記事でCanvaのメリットデメリットや登録・利用手順を詳しく解説しているので、是非ご参照ください。
≫【初心者にも簡単!】CanvaでDMデザインを作成する方法

印刷

印刷には以下2つの方法があります。

自社で行う

ハガキ・チラシ・リーフレットなどの用途に応じて、適した紙質や厚さが異なるので、選択を誤らないように注意してください!
用途別の用紙の選択基準は別記事にて取り上げていますので、そちらの記事も是非ご参考ください。
≫用紙(紙質)で選ぶ!ダイレクトメールの印刷用紙の選ぶコツとは?

紙代以外にもインクジェットプリンターなどのコピー機の費用や、インク代・電気代もかかるので要注意です!

外注する

モノクロ・カラーどちらの印刷物でも非常に綺麗な仕上がりとなります。印刷物の用途から最も適した紙質・厚さを提案してくれるので、選択を間違う心配もありません。面倒な手間が一切ないので、私は外注をおすすめします!

宛先リスト・宛名用ラベルの購入

宛先リスト

送り先の住所・氏名がないと発送することはできません。(DMでなく、ポスティングであれば宛先リストは不要です)

自社の顧客に送る場合、リストは購入不要ですが、新規でDMを送りたい場合は購入するしかありません
本コンテンツを運営しているセルマーケの”DMリストメーカー”では、DM発送とセットで企業リストを1件あたり@5.0円(税別)で販売しています。
様々なセグメントが可能なので、ぜひ一度検索してみてください。無料でDMリストを作ってみる>>

宛名用ラベル

数多くのDMを出す場合、宛先を手書きするのは現実的ではありません。圧倒的に多い方法は「ラベル貼付」です。自社(自宅)のプリンターで対応できるサイズのラベル台紙を購入しましょう。A4サイズの台紙であれば、1枚の台紙から大体8~10枚分のラベルが作成できます。

封筒の手配

封筒は「紙封筒」か「ビニール封筒(PP封筒)」のどちらかを選びましょう。ざっくりとした違いは以下の通りです。

紙封筒

重厚感あり。特別なお知らせの際に使用される。無地の封筒だと差出人不明になるので、必ず印刷が必要(=ビニール封筒と比べると割高になる)。糊の手配も必要。

ビニール封筒(PP封筒)

一般的なDMっぽくなる。開封しなくても情報が見てもらえる。無色透明なものは安価かつ楽に手配が可能。基本的に糊が付いているので、糊の手配は不要。

封筒に関して、別記事でも取り上げています。そちらの記事も是非ご参考ください。
≫ビニール封筒と紙封筒の活用方法は?開封を促す工夫もご紹介!
≫DM封筒で最適なのは透明ビニール?紙?開封率や活用法を徹底比較!

保管・作業場所と作業する人

ラベル・印刷物・封筒を手配したら、それらを置いておく場所・作業を行う場所を確保する必要があります。角2サイズの紙封筒であれば、500部で段ボール1箱分、コピー用紙程度の紙2,000枚で段ボール1箱分相当になります。

また、作業を行う際は、机・椅子も必要です。封筒にチラシを何枚か入れるのであれば、全種類のチラシを机の上に広げ、1枚ずつ取っていく作業(丁合作業)が必要になります。作業場所の広さは余裕をもっておきましょう。

紙を折る・封筒に入れる・封を閉じる・ラベルを貼るといった一連の作業は思っている以上に大変で、本来やるべき業務と並行で行っているとなかなか進みません・・・。1通仕上げるのに30秒かかるのであれば、1分で2通。30分で60通分しか完成しません。単純計算で、500通分のDMを完成させるには250分(4時間以上)かかる計算になります。

慣れない作業をやり続けるのは体力的にも精神的にも辛いので、余裕をもったスケジュールを組みましょう。

DM発送の手順

作者:/stock.adobe.com

では、デザインや印刷が完了後、どのように作業を進めていくのかを以下に記載します。

作業

以下、DMに関する代表的な作業です。

作業前の準備

  • 各資材(ラベル・DM・チラシ・封筒など)の数を合わせておく

全DM共通

  • 宛名ラベル貼付(もしくは印字)

封書の場合

  • 折り
  • ホチキス留め
  • 挟み込み
  • 丁合
  • 封入
  • 封緘
  • 仕分け(配送会社より指定されている場合)

作業は、チラシ・封筒や宛名ラベルは全て同数(30部、50部など)を1セットとし、1セットが過不足なくぴったり終えたら2セット目に取り掛かる・・・といった流れで行いましょう。この流れをふまないと、「なぜかこのチラシだけが1枚余った・・・」となった場合、作業済みの封筒を全て見直す作業が発生します。

また、封書DMの場合、封入と宛名ラベル貼付のどちらを先にするかは、進めやすさで決めて問題ありません。1通の重量が重い、またはノベルティなどの平面ではないものを入れる場合は、宛名ラベルを先に貼っておいた方が楽です!

差し出し

作業が全て完了したら、残すは配送会社への差し出しです。集荷に来てくれる場合と、配送会社へ持ち込みを行う2パターンあります。

配送会社が集荷に来てくれる

一般的な段ボールに入れていいのか、専用の回収BOXを貸してくれるのか、確認しておきましょう。

配送会社に持ち込みする

こちらの場合も、一般的な段ボールに入れていいのか、専用の回収BOXを貸してくれるのか確認を行い、持ち込み先までの導線を確認しておきましょう。物量や距離によって、人力で持っていけるか、台車や車が必要になるか変わってきます。

面倒な手配はセルマーケを利用しよう!

DM印刷~発送までをWeb上で完結できるセルマーケは、発送代行業界大手のディーエムソリューションズ(株)が運営しており、実績や価格は業界トップクラス。DM発送にまつわる手配・作業から解放され、さらに費用も抑えられます。また、専属のカスタマーサポートによる丁寧な対応も魅力のひとつです。

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<実際のお客様の声>=========================

▽角2封筒DM、長3封筒DM、A4OPP封筒DM 300〜3,000件
「親切、丁寧な対応に安心しました。」
毎月、DMを発送しています。日々、印刷・封入の作業もあり時間内に終わらず困っていた時にセルマーケを見つけました。ネットが苦手でしたが、電話で問い合わせた時は、カスタマーの方が丁寧に教えてくれたので簡単に注文出来ました。今まで発送していた価格よりも安く満足でき、とても親切、丁寧に対応してもらえ安心しました。私にとっては、今までの手作業から解放され残業も減って助かりました!今後もお願いしたいと思います。
不動産会社 / 事務ご担当者様

 

▽A4フチ糊圧着DM 10,000件
「印刷・発送が一括発注で安くてラク」
印刷と発送代行それぞれ依頼してて面倒だったけど、セルマーケは印刷~発送まで一括注文だから楽!別々に依頼してた時より安かったのも嬉しい。以前の発送代行は未着のDMは現物返却だったけど、こちらはExcelデータなのも良かった!残念な点は、クーポンの有効期限が短い事。年2~3回しかDMを発送しないから、次回注文時には有効期限が切れてる。でも他社より安かったので、またDMを発送する時は利用したいなと思います。
医療機器メーカー / 事務ご担当者様

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おわりに

いかがでしたでしょうか。DM発送に必要な準備や作業について解説しました。

全てを自分たちで行うのは大変ですし、時間は有限なので・・・、是非【セルマーケ】を利用して作業効率化を図ってください!
皆さまのDM施策がうまくいくことを心より願っています。

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竹内 祥子

竹内 祥子

ダイレクトメール発送代行専門会社・上場企業 【ディーエムソリューションズ株式会社】 ◆DM業界歴11年 ◆マーケティング担当